先日、救急車の有料化についてつぶやきを書いたけど。
本日、リアルにそういう場面に遭遇してしまいました。
昼前位にスーパーにいったのね。
小ぶりの雨が降ってって自転車で向かっていたら目の前でおじいさんが転んで。雨で路面が濡れているから滑ったんだろうけど、そのまま起き上がらないので、慌てて自転車停めて近くに行ったの。
スーパーの交差点だったこともあって、他にも2,3人の人が来て、大丈夫ですかと声をかけて。意識はしっかりしていたんだけど、自分では立ち上がれなくなってしまって。男の人二人で支えて近くの花壇のふちにとりあえず座らせてあげていたんだけど。
その一人の男性が「救急車呼びましょうか」と。
おじいさんは「大丈夫」とか「(呼ばなくて)いい」といってるようだけど、転んだショックなのか、それとももともと麻痺とかあるのか、よく聞き取れなくて、とりあえず大事を取った方が良いと119番したのね。
5分もしないうちに救急車が来て、そのおじいさんは救急の人に支えられながらも足腰はそれなりにしっかり立てて救急車に乗り込んでいったんだけど。
多分、だけど。
転んだショックで一時的に動けなくなっただけで、別に怪我も無かったんじゃないかとも思う。最初、血が出てるのでびっくりしながらもとりあえずハンカチで血を吹いたんだけど、鼻血だったから、あれもショックのせいと思うし。
結構高齢で足元もおぼつかなそうではあったから、今日みたいな日はそういう(転ぶ)こともあるよって程度ではあったんだろうな。
ただ、可能性として、その時は平気でもあとから打ち所が悪くて危険な症状が出ることもあるだろうし、そういう意味では救急車呼んだ男性の判断は正しかったと思う。
思うんだけど、これで、もし「入院しなかったら救急車有料」って場合、どうなるんだろと思った。
そのおじいさんからすれば、呼ばなくて良いと断ったのに勝手に呼ばれたとなるし、呼んだ男性はたまたま自分が電話したけど、他にも人がいて、じゃ、どうして自分が払うの?ってことにもなるだろうし。
有料になったら、そういうことも考えないといけなくなるよね。
まだ500円くらいなら良いけど、7700円って非正規労働者なら一日分の日当、サラリーマンなら小遣いの5分の1位。やっぱ、庶民にとっては結構な大金だと思うんだよなあ。
もし有料になって、その転んだおじいさんがしばらく休んで自力で家に帰宅したとしても、途中でまた倒れてその時周りに人がいなくて通報が遅れたら、または帰宅してから悪化したら…
なんて想像したら、一つの命が金のために失われるかもしれない、なんて大袈裟だけど考えてしまった。
う〜ん、やっぱこういう公共サービスは無くしちゃあかんよ。
予算足りないから、株で儲かった投資家から税金9割くらい取れば〜なんて株価がバブルを超えたニュースを聞いて暴論を考えるのでした。
ログインしてコメントを確認・投稿する