嘘をつくこと

プロの嘘つきから見て、
商売人をしていた頃の話
いい加減な嘘をつくと店長に怒られた。
もっとちゃんと考えて嘘をつかないと相手に失礼だと。

なもんだから、すぐばれる嘘を平気でつく人を見ると許せない。
馬鹿にされている気がしてしまう。
嘘つきは半分くらいの確率でいるから嘘つくな、なんて言わないけれど、何の工夫もせずに、ばれないように努力しない嘘はつかないで欲しい。
指摘するのもめんどくさい。

お客さんを喜ばせるような嘘を常に心がけていた。
そんな仕事も結構楽しかったな。儲かればもっと楽しかったんだろうけど。
俺たちの仕事はばれなきゃ嘘は嘘で無くなるんだと。
肩こりが治るって嘘ついて売った商品でお客さんが次の日、肩こり治っちゃったって言って更にたくさん買っていったのはびっくりした。
信じれば肩こりだって治るんだ。
商品を売るときは俺たちがまず商品を信じて売る事だ。　さすがだ、プロの嘘つきのきょうじだと思った。