インターネット殴られ屋

去年末から大体 毎日みんな松本人志の話をしている。
日本人の内、毎日80億人くらいが彼を非難したり擁護したりしてる。
彼に限らず大物芸能人のスキャンダルが発行されるといつもこう。
もうね、この全身全霊を傾けてどうでもいい。
報道が事実なら被害者と家族、仕事で迷惑を被った人間だけが彼に銃弾を撃ち込めばいい。

そんな有名人の罪の行方ならばまだしも、𝕏(旧Twitter)で見かけた無名のバカに「気に入らない！」と攻撃を仕掛けるバカも存在する。

男は資本主義社会からドロップアウトしたホームレス。現在𝕏とnoteのフォロワーからのサポートで生きている。
女は自称発達障害の「中年の星になりたい」と言う社会人。𝕏でもnoteでも男をフォローしている。

そして女は男がフォロワーから貰ったお金で酒を買っているのを見過ごせない。許せない。
だってその行為は一般常識から測る道徳を逸脱している。

女は長文のDMを男に送った。
あなたは間違っている。残ったお金は交通費にしてNPO法人か役所か、然るべき場所へ出向き相談しなさい。あなたは病気かもしれない。云々…

だけど男の選択する行動が社会的に間違っているのは当たり前。
倫理観のある奴が自らの意志でホームレスになったりしない。
男は煩わしいなと思いつつも「ありがとうございます」とだけ返信した。

もちろん、資本主義社会に疲れ果て犬となったグレーゴル・ザムザが再び人間の姿へと変ずる事はなかった。
あるとすれば自らの意志でホームレスを辞めたくなった時。
男は絵に描いた様なダメ人間だが、数人だけファンの様な存在が居る。
手持ちが尽きそうな時、文章を書くと男に幸運を齎してくれる殿上人。
しかし、例えば元妻の不倫を赤裸々に綴ろうともボウズの日だってある。
それは男がBARをやっていた時も同じ。無職も有職も本質は変わらない。
違うのは喉を越す酒の質くらい。

男に忽略された女はエアリプで攻撃を仕掛けた。(※ エアリプとは主に𝕏において「@アカウント名」のメンションの付与や標準のリプライ機能を使用せず特定の誰か宛ての言及を投稿する糞みたいな手法)
男がフォロワーから施された恩恵で酒を買い、それを写真に収め「ありがとうございました」と投稿する度、女は言葉の石を投げつけた。

男は甚だしい面倒臭がりだ。
家庭内での揉事、恋愛での揉事、職場での揉事、もちろんネット上での揉事も面倒臭い。だからホームレス。
男は𝕏もnoteも女のアカウントをブロックした。

ある日、男に届いたnoteサポートに文章が添えられていた。

女はブロックされて以降も、𝕏でもnoteでも別アカウントを使用して男の投稿を監視し続けていたのだ。怖い怖い怖い怖い怖い怖い。もはやストーカー。
しかも「男が読者全員へ呼び掛けている寄付」を「特定の個人への無心」と変換する、その憎悪の対象を覗くレンズの屈折率。

そして金銭を与え「一般的道徳」と「自分の正義」を押し付け「私は貴方を救った」と自己肯定感を摩擦するインターネットオナニー。

家で親に、学校で教師に、職場で上司や顧客に。その全てから逃げ出し無職になってもお説教をされる事に気付いた男は、さしずめインターネット殴られ屋。

皆さんも如何ですか？
キャンペーン中なので500円で殴り放題です。