『ゴジラ-1.0/C』 ☆☆☆☆ 2024年5作目 ユナイテッドシネマ
https://godzilla-movie2023.toho.co.jp/
『ゴジラ-1.0』の白黒版。
白黒だから正直見づらいんだけど、作品として良くなってた。
『ゴジラ-1.0』は大戦末期から昭和22年が舞台なので、白黒が舞台の時代にピッタリ合ってる。
白黒、モノクロで色が無い分情報量は減ってるんだけど、明暗だけで輪郭がより鮮明になってるように感じた。
何より昭和29年の初代ゴジラを連想させられるのが大きい。
昔のDVDだと画質も荒く白黒さと、フィルムの感じが出ててこちらの方がより「ゴジラらしく」感じた。
新しいDVDだとリマスター加工のせいで画面、画質が綺麗になってしまっているので芹沢教授のケロイドが薄くなっちゃってるんで、古いDVDの方が昔のフィルム上映の感じに近い。
確か、石巻市の岡田劇場での企画上映や、地元のシネコンの特別上映でフィルム上映の初代ゴジラ観た事あるけど、やっぱりスクリーンで観る初代ゴジラは別格だった。
そんな事を思いつつ観ていたので、「-1.0/C」は正直「綺麗過ぎる」。
折角の白黒なんだから画面のザラツキとか粗さも「効果」で表現出来なかったのかな?
昭和20年代初頭の時代そのものの暗さ。
終戦の暗さ。
そして、ゴジラと云う絶望。
これらが白黒、モノクロだからこそより強調されてたように感じた。
元が2023年に公開された『ゴジラ-1.0』な訳だから、今年、2024年のベストには入れない予定だったんだけど、こんなにも良いならベストに入れない訳にはいかない。
それぐらい良かったです。
色か白黒になっただけなので同じ作品なのですが、「別物」と云ってもいいぐらい雰囲気も感じ方も違いました。
『ゴジラ-1.0』を観た人は当然観た方が良いんだけど、観てない人も是非観て欲しい。
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