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2024年01月18日09:36

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芥川賞

第170回「芥川賞・直木賞」 「芥川賞」は九段理江氏の『東京都同情塔』 吉田修一氏「「完成度が高い作品」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=54&from=diary&id=7714804


 また芥川賞の季節がやってきた。
 芥川賞受賞作は、ほぼ毎回読む。直木賞受賞作は時々。
 最近の芥川賞受賞作を読んでいて思うのだが、作品がこなれてなかったり、詰めが甘かったりして大して面白くない作品や、小説としての技巧には長けているが中身がないと感じるものが目立つようになった気がする。秀でた作品というものはそうそう出ないものなのかもしれないが。
 とはいっても、この日本には、芥川賞の素材となるようなネタがゴロゴロ転がっているはずだ。鋭い感性の持ち主で、気の利いた言葉を紡げる人がそういうネタに気づいて小説にしてくれたらと思う。
 最近読んだ中で秀逸だと思ったのは村田沙耶香さんの「コンビニ人間」だ。思考がぶっ飛んでいて面白かった。この人の「地球星人」はもっとぶっ飛んでいる。ぶっ飛んではいるが、現実にありそうな切実な問題が提示されていて考えさせられた。ぶっ飛んでるけど考えさせられる小説を書けるっていうのは才能なんだろうなと思う。

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