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2024年01月14日22:49

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今度は左目にナイフがグサッ!

一昨日(1/12)、左目にナイフを刺されました。
一昨年1月の右目に次いで2年ぶりの2回目です。

ナイフを目に刺された、というのは大げさでも嘘でもなくて本当の事実です。

ジジイ特有の白内障の手術でした。
ジジイ、と言っても今は40歳も過ぎれば多くの人が罹患して手術を受けています。

一昨年右目を手術して視力が回復し快適に生活出来ていましたが、昨夏から左目の視力低下が激しく、秋口には刷りガラス4枚重ねくらいにしか見えなくなりました。

どういう風に見えるかというと、添付写真で上下2枚組の物をご覧下さい。
札幌駅を写した写真ですが、上は正常に見えている場合で下は私が昨年秋口以降に感じていた風景です。その時を思い出して画像を加工しました。

つまり何となく建物とかはわかるけど殆ど輪郭くらいしか分からず、ましてや知らない建物だったら何だかさっぱり分からない状態です。

ましてやビル壁面の文字すら読めませんし、うちの車の速度計はデジタル式で黒い背面に緑の数字なので視認性は良いのですが、白内障が進んだ片目だけだと何キロ出ているかさえ読めないのです。

こんな視力では外を歩けないどころか、家の中でも殆どまともな生活が出来ませんが、幸い右目は一昨年手術して回復していましたので普通の生活が出来ました。
車の免許も3年前から初めて「眼鏡等」になりましたが、とりあえず問題なく運転は出来ていました。

しかし片目の視力が激減すると風景や物の立体感がさっぱりわからなくなります。

北国札幌では今や路面が雪で真っ白ですが、その雪の凸凹が分からず転倒しそうになったり、運転中も交差点で左から飛び出して来る歩行者や自転車の発見が遅れたりもして恐かったです。

片目でも運転免許は取得・継続できますが、「片目で運転できるなんてすごすぎる」と切に思いましたね。

そして11月に医者に行き相談をして、前回と同じく2ヶ月待ちで一昨日手術を受けたのです。

手術室入室から18分で退室しました。
メスは近すぎてカメラレンズで言う被写界深度外になるので見えません。
ずっと顕微鏡に付いている4つのLEDライトを見続けるだけです。

瞬きとかが心配ですが、術前に開眼器という瞼を強制的に開かせる器具を装着されます。
麻酔は点眼薬で行います。

個人医師のクリニックですが、手術室は看護師が4人ついて、心電図や血中酸素飽和濃度を測る機械が装着されます。

濁った水晶体は超音波で砕いて吸い出すのですが、この時に「ドレミファソラシド」みたいなオルガンのような音が聞こえます。
かなり大きな音ですが多分医師に警告を出しているのかもしれません。
(京急のドレミファインバータみたいな音。分かるかな?)

手術用顕微鏡は大きなアームの付いたドイツ・カールツァイス社製(カメラレンズや大型望遠鏡レンズなどで有名な世界最大の光学メーカ)、変な音の出る機械はアメリカ・アルコン社製の白内障手術支援システムのようです。

アルコン社は日本ではコンタクトレンズで有名ですが、このような眼科用手術支援装置などもたくさん作っている眼科関連では世界最先端の会社です。

なお世には「全世界100万人以上の白内障患者のデータをもとにAIが最適な治療をアドバイス、そして実際に手術支援をする。」という機械もあるそうです。

前回右目の時はほぼ無痛で、時々眼球を叩かれるような軽い鈍痛があったのですが、今回は何故か麻酔の点眼薬も目に染みて、術中少々痛い!という場面もありました。
でも我慢できない程ではありません。

ネットで読んだのですが白内障は進行してから手術すると、水晶体が固くなり取り出しにくくなることもある、と書いてありました。
私の場合は医者からも「ずいぶん進行しているね」と言われるほどだったので、そのせいで痛みを感じたのかもしれません。

今後は15日(月)とその2週間後、そして1ヵ月後に受診して終わりです。
それまでは抗菌剤の目薬を1日3度ほど差します。


白内障は私も「70〜80代になって掛かるジジイの病気」と決めつけていました。
しかし実際は40歳から激増し、人によっては30歳で罹患して手術となります。
20代の人もいるそうです。スマホやPCを見続けているのが低年齢化の一因でもあるそうです。

白内障は発展途上国では失明原因の第一位で、日本でも【放っておけば必ず失明します。】

そして全人口の罹患率は100%、国内だけで年間140万人も手術を受けています。
だから2ヶ月待ちとかなのです。

手術しないで一生を終わる人もいますが、それは稀で進行が極端に遅かったりする人の場合です。

統計を見ると70代くらいが手術を受けるピークのようですが、これには罹患以外にも理由があるそうです。
というのも69歳までは保険適用で3割負担、70歳になると2割負担、75歳で1割負担となるのでギリギリまで年齢を引き延ばしてから受ける人が多いのです。

ただ放っておけば必ず失明しますし、他の目の病気もあり得るので異常を感じたら一刻も早い受診と手術をお勧めします。

目にメスを、というのは確かに恐いです。しかし刃物は見えませんし麻酔も目薬だけ、所要時間は15分程度なので、この時間だけ我慢すれば快適な視力が戻ります。


私も含めて殆どの人は単焦点レンズを入れて、保険適用3割負担で片目約5万円です。

カメラで言うズームレンズのような多焦点レンズもありますが、レンズ代は保険適用でないので両目で約50〜80万円かかります。
多焦点レンズは手前から遠方までピントが合いますが、単焦点に比べてややボケた感じの焦点となり、色も不自然のこともあるそうです。

だから多焦点を入れても単焦点に戻す人が数%いるとか。
逆に単焦点レンズは数m以上先の物を鮮明に見る場合は眼鏡が必要になりますが、遠方の細かい字を頻繁に見る必要がある、とかでなければほぼ裸眼で生活出来ます。

なお私は運転以外では裸眼で生活していますが、両目を手術して視力が良くなったので、次回の更新は眼鏡等が取れるかもしれません。

89歳になる義父も80手前で両目の白内障手術を受けて、今では細かい文字を読む以外は常に裸眼、数年前に免許返納しましたが運転中はいつも裸眼でした。

だれでも100%罹患しますのでお気を付けください。

他の写真として以下を添付しておきます。

・私の手術予定表
・白内障手術の概要 
 白内障ポータルサイト様 https://cataract-portal.com/



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