年末から年始にかけては修行なのだ。
普段は静かな我が家が、めっちゃ賑やかになる。
30日に、東京の長女と10歳の孫息子と松本の次女一家の3人が来ることになった。
夫は前日まで勤務だったがゆっくりする間も無く、子どもたちの行動に巻き込まれることに。
私は5人分の寝具やパジャマの用意。正月用品の準備などで苦行の始まりを実感。
朝7時過ぎに次女一家が到着、夜中に松本を出た彼らはすぐ寝てしまった。
ペットのウサギもやって来た。
昼前に起きた彼らは、バーミヤンに昼食を食べに出かけた。
すると、昼過ぎに長女と孫息子が土気駅に着き、次女の車が迎えに行った。
午後久しぶりに家族7人が集まった。
次女の婿殿が近くの公園でモルックをしたいとのことで、皆で出かけた。
婿殿はモルックのチームに入っていて、自前のモルックセットを持参してきた。
目指せ!キングofモルック。
木の棒を投げて、同じく点数の書かれてる木の杭に当てるという、フィンランド発祥の平和なスポーツ。
老若男女で出来る。
婿殿とじいじと孫息子が夢中になって競っていたが、女子たちは即、家に帰った。
その後、皆が揃うと長女が急にキャンプでの焚き火を息子にやらせたいと言い出す。
なんですと?大晦日一日前にキャンプ!
なんでも、近くにキャンプ場があるらしく30日でもやってるとの事。
キャンプ場なんて地元民でも知らないよ。車で5分ほどの場所らしい。
そう、あすみが丘の周りは以外と森なのだ。
一度言い出したら訊かない長女。
小四の息子はそれほど乗り気でなく、むしろ、俺の人生母さんにいつも邪魔されると嘆く。
車じゃないと行けないので、じいじが駆り出される。
正月準備に全く役に立たないじいじは、以外と乗り気。
長女は予約を入れて、途中で簡単なキャンプ用品を買って出かけることになった。
言っておくが、長女はスカートだし、孫はサッカーウエアの短パンスタイル。冬キャンプの格好ではない。
長女には私のズボンを貸し、孫はトレパンを穿き家にあった強力ライトだけを持って出かけた。
次女一家と私は家に残った。
「お姉ちゃんの周りを巻き込むエネルギーは相変わらずだね。誰も逆らえないわ」次女はタメイキをついた。
そして、夕方次女一家と車でスーパーに行き食材やら必要な物を買う。
夕食はケンタッキーのチキンと焼鳥とサラダ、孫息子にはピザ、婿殿とじいじには刺身。と、極力私が楽出来るメニューにした。
ウサギには好物のセロリの葉っぱも奮発。
暗くなってから、長女がキャンプ風景を送って来たが、真っ暗で焚き火しかわからない。
丸腰で冬のキャンプ。ヒロシに叱られそう。
夕飯までに風呂を沸かし次女一家は入浴した。
私は料理やら食器やらを二階の茶の間に何度も運ぶ。
19時過ぎに長女たちが帰宅。
キャンプでマシュマロやソーセージ食べたから、お腹減ってないかもと宣う。
食べなくても良いから、食卓に着くよう促す。
その間、じいじは入浴し出たら宴は始まる。
私はピザを焼き、料理を娘たちに運ばす。
キャンプで一番役に立ったのは強力ライトだったそうな。
何しろ灯りが無く、トイレはあっても飲める水はひかれてなかったので、本当に焚き火だけして帰って来た。
長女曰く、東京では家の周りで焚き火をすることは出来ない。
あすみが丘だって禁止だよ。
なので、息子に焚き火を見せたかった。とのこと。
なぜ今?
と思ったが、長女にとって思いついたら止められないのだ。
車の無い東京で家族でキャンプは、なかなか難しいのはわかるが。
そんなで、狭い茶の間で7人がひしめき合いする食事。
孫たちはどちらも一人っ子なので、妹やお兄ちゃんが出来たようで、仲良く遊ぶ。
食後にカードゲームをしたが、4歳の孫娘には大勢でするのが新鮮らしく、ご機嫌がいい。
じいじと次女一家は早めに就寝。
長女親子は、10時頃に入浴。その間、台所の片付けやら、明日の準備やら私は休む暇もない。
日付が変わった頃に入浴して、仏間に布団を敷いた。
明日の昼食は夫々が勝手に食べるよう、パンやカップ麺をストック。
久々に泥のように寝た。睡眠8時間は譲れない私。朝早くには起きないけど。
明日も修行は続く。
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