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2024年01月09日21:55

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吉高由里子主演大河「光る君へ」初回視聴率は12.7%

吉高由里子主演大河「光る君へ」初回視聴率は12.7% 制作統括「ますます励みに」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=137&from=diary&id=7704351

なんとこの数字は大河初回視聴率としては歴代ワースト。
大河ドラマでは(源平時代を除く)平安時代を扱ったのは「風と雲と虹と」(1973年)ぐらいと不人気時代。

ただ、「風と雲と虹と」は平将門が主人公なので合戦シーンは出てきますが、本作は平安時代の貴族社会を描いたドラマで「戦(シーン)はなし」という作風とのことなので、作っている方もある程度織り込み済みだったとは思います。

「どうする家康」は戦国時代ものの大河としては平均視聴率は歴代ワーストでしたが、初回視聴率は15.4%でした。
近年の大河ドラマの視聴率の傾向として、初回視聴率が番組最高視聴率という傾向が見られます。(そうでないのは「真田丸」(2016年)まで遡らなくてはなりません)

本作は、作(脚本)が朝ドラの傑作「ふたりっ子」の大石静で、主演が朝ドラ「花子とアン」の主演女優でCM女優の吉高由里子で、ネット記事によるとスタッフも女性で固めている作品とのこと。

女性大河と言えなくもありませんが、「どうする家康」を見ていた方はお分かりだと思うのですが、女性が必要以上に目立っていて、王道戦国大河のはずが後半は宮廷劇と化していました。

「どうする家康」は、CG技術を使って費用・時間を大幅に削減したとのことですが、ネット記事によると合戦シーンがCGっぽいと不評で、早い段階で大河固定ファンに逃げられてしまったとのことです。

本作は女性視点色がより強く、あらすじを聞いただけで宮廷劇と分かってしまう作風。
大河固定ファンにそっぽを向かれた可能性は高いので、初回視聴率が歴代ワーストというのは不安があります。

作(脚本家)の大石静は、山崎豊子さんの「華麗なる一族」と映画「ゴッドファーザー」を足して3倍にしたような権力闘争と面白い話がいっぱいある」と説明し、平安王朝の権力闘争といった「セックス・アンド・バイオレンス」を描きたいとのこと。

大石静は著名な作家なのでシナリオの質は高いと思うのですが、問題は前作「どうする家康」や近年の朝ドラを見ていると、OPに作(脚本家)とクレジットされた人が本当に書いているのだろうか?と思える作品が少なくないこと。

映画「ゴッドファーザー」は映画史に残る不朽の名作ですが、「ゴッドファーザー」のクオリティを描ければいいのですが、作(脚本家)の求めているクオリティが実際の映像で表現できなかった場合、単なる「セックス・アンド・バイオレンス」と化してしまい、B級映画としても低俗作品となってしまう可能性が否定できません。

本作で不安なのが、制作統括が朝ドラ「スカーレット」の内田ゆきであること。
(女優の内田有紀とは別の方です)

「スカーレット」は、個人的には私が知る限りにおいては朝ドラの中でも歴代ワースト作品であり(*1)、前近代的で無教養な父親が、学費免除の特待生待遇で高校に進学できたはずのヒロインを、「おなごに学問は不要」と言い放ち、中卒で働かせた挙句、その職場の(初任給)は大卒初任給の1/6だったという悲惨な境遇とあまりにも作風が悪かったドラマですが、「スカーレット」のヒロイン・喜美子は前作「なつぞら」の主人公・なつと同じ年の生まれという設定に見られるようにヒロインの設定が最悪。

なつはドラマスタートの時点では戦災孤児でしたが、北海道・帯広の裕福な農家に引き取られ、最初のうちは引き取り先の家庭に溶け込めなかったものの、成長していくにつれてそういった点はなくなり、帯広の農業高校で青春をエンジョイするのですが、その一方でなつより中学卒業時の学業成績がかなり優秀だったと強く推測できる喜美子が大阪で大卒初任給の1/6で働かされていたと思うと、とても好意的には見られませんでした。

「スカーレット」は作風が悪い点が目立つので、個人的には脚本家が故意にそういう設定にした可能性があると疑っていますが、主要スタッフ(制作統括)の立場であれば、設定を2,3年ずらして視聴者に不快感を持たれないよう脚本家に注意すべきではないでしょうか?

NHKの内部事情はよく分かりませんが、内田ゆきはそれが出来なかった制作統括でした。それを考えると、本作は「スカーレット」のように必要以上に作風を悪くしてしまい、「スカーレット」のように一部の視聴者には絶大な支持を得られても、私のような視聴者に「歴代ワースト(低俗)大河」と思われてしまう可能性はありそうで不安です。

それを考えると、大石静が完全監修すべきだと思っていますが、NHKに要望を出しても無駄だと思うので、視聴者としては大石静の求めるドラマが映像化されることを期待するしかありません。

「スカーレット」のように【ドラマの世界観】を逸脱した度を越えた(父親による娘たちに対する)弱い者いじめがあったり、「どうする家康」では「側室をどうする!」回は内容が低俗(くだらない)でしたが、本作でそういう展開が見られたら、即視聴を打ち切ろうと思っています。

これはNHKの良識に期待するしかありませんが、脚本家の意図した「山崎豊子さんの「華麗なる一族」と映画「ゴッドファーザー」を足して3倍にしたような権力闘争と面白い話がいっぱいある」と説明し、平安王朝の権力闘争といった「セックス・アンド・バイオレンス」」が映像化されることを期待しています。


(*1)もしこれより作品の内容的に低い朝ドラがあると思われる方がいましたら、朝ドラ研究のために見てみたいので、コメント欄にコメントを残して下さると嬉しいです。
(但し、女優の好みが嫌いというのは却下させていただきます)
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