とりあえず

今年も新年です。でも大変な始まり。どうかみなさんご無事で。

個人的には去年は大きな別れが2つ。

8月にはＹさんが、年末にはＳさんが逝ってしまった。
Ｙさんは私にとって親友以上のものがある。手話をボランティアでなく生活の一部にしてくれたのはＹさんだ。障がいについてわかってくれ、と言いながら、障がい関係なく人としてつながれたのはＹさんのお陰だ。
去年、Ｙさんが講師で私はアシスタントとして講習会を受け持った。通訳してて楽しかった。やっとここまできた。楽しい1年になりそうだと思っていた。なのに。具合が悪くなったらあっと言う間にＹさんは逝ってしまった。

Ｓさんは闘病していると聞いていた。時々かかってくる間違い電話で、それでも良くなっていて、これからリハビリを頑張る、という話だった。
ただ、12月半ばお見舞いに行った時の姿は、たまたまかもしれないけど、意識がどれだけあるか、と思われるようだった。
クリスマスにもう一度行きたい、でもそれは厚かましいか、と逡巡している間に、クリスマス直前にＳさんは逝ってしまった。
Ｓさんは私の職場を立ち上げた人。一緒にいられた時間はとても短かったけど、もっと話してみたかった。

これからやるべきことはわかっている。やらなきゃいけないことはたくさんある。ただ、やるべきことをやるために、気を付けていなければならないことがある。
それは心だ。
まず心配なのは友人だ。心の支えを失った。その悲しみの深さは想像できる。簡単には癒えないだろう。
そして私。一昨年のＧさんの死から、特別な感情を抱かなくなっている。どうせそうなるのだと、何か諦観のようなものを抱いている。でもそう言いながら、どこか奥底に海は確実にあって、決壊を恐れている。期待してもいる。でも決壊させない。そんな日々が続いている。
これがあまり良くないことだとはわかっている。本当はどこかで出した方がいい。でもどこでどう出していいかわからない。気が緩むとスーパーで涙が出てしまう。これは相談案件だろう。
ちゃんと自分も大事にして、つないでいかなければ。
今年もがんばろう。