「考え」と言うより、「流儀」みたいな…

清純な女性だと思ったのに……。男性がドン引きした“過去の恋愛経験”
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恋愛に対する考え方、というより、その人の性格も関わってくる「流儀」みたいなものかなぁ……

学生時代、身近に、すごくモテる子が居た。
遊んでいる、というタイプでもないし、受け答えもおっとりしていて、見た目もかわいい。どちらかと言うと清楚系。

でも、彼氏ができても、意外と長持ちしない。

私の彼女の親友でもあったので、近くで様子を見ていることも多かったのだけど……要は、こういうことなのかな？と感じた点がいくつか。

受け答えがおとなしく、男の子の話に協調したり感化されやすいのだ。その接し方で、「この子となら行けそうだぞ」と、その気になっちゃう男が多かった。
しかも、グイグイ押されると弱い。
ぞっこん惚れ込まれて押されると、断りきれなくなり、付き合い始め、自分もその人を好きになろうと頑張ってしまう。

実際、彼氏が変わると、趣味嗜好や行動にも、少なからず変化が出て、あ、彼氏変わったなと、私でも察知できてしまう。

ところが……

彼女は、そのタイプの男とに合わないのだ。
可愛い子が一緒にいてくれるのは嬉しいし、「自慢の彼女」が出来て有頂天……なのだけど、それだけしか無い、というのが実態。彼女は、恋愛で、自分が本当に欲しかったものを、押し殺してと、彼に合わせていたんじゃないかな。それは彼から見たら、「素直ない子」ではあるけれど、手応えのない子でもあったのだと思う。付き合い始めたときが、彼氏の思いのピークで、少しずつフェードアウト。この手の彼氏は、飽きるのも早い。
そして、自然消滅すると、同じようなタイプの男が、また押してくる。
こうして、「清楚でおとなしくて可愛い子」に「華麗なる？恋愛遍歴」が作られてゆくのを「親友の彼氏」であった私は、彼女の比較的近い場所から見せられる結果となった。

そんな彼女も、ちゃんと、いい人を見つけて結婚した。

自分の求めるもの、譲れないものを大切にして、それが叶う人を選ぶ、ということが大事だったのではないだろうか。
とりあえず付き合うのをOKしてしまえば、とりあえず付き合えてしまうくらい、モテる子なのだから、そこに流されないほうが良かったのかな。

もしかしたら、私の彼女の流儀を見て学んだのかも。
…なにしろ、彼女とは全然違う流儀の持ち主で、いろいろ見聞きして考えた末に、ピンポイントで付き合いたい人を決めていたのだから。
積極的に断る理由もなかった私は、まんまと、彼女の思いを無理なく叶える人となったらしい。それも、かなりニッチな好みで……