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2023年12月24日09:12

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新宿末廣亭 十二月中席 夜の部

新宿末廣亭 十二月中席 夜の部

二日目に続き、九日目。
最前列。そして最後まで隣の席は空席だった。
伯山さんも言っていたが、指定席販売はいいこともあるが、立ち見がいらっしゃるのに空席ができてしまう。
ところで、最前列っていいですね。足伸ばせるし、出入りしやすいし、声が聞きやすいし、遮るものないし。
ただ、見上げる形になるので、行儀悪いけど、椅子に頭もたげて、だらんと見てました。


き太・みね子/阿漕ヶ浦→めっちゃ緊張しておられる。男前。聞きやすい。がんばれ
鯉花/采女の探し→堂々としているが抜けたところもありそうな感じが良い
ぴろき/ウクレレ漫談→のんびり陽気にと言いながらもほんのり影
今いち/銀婚旅行→夫婦もの。ふくよかなので食べ物を食べる場面が美味しそうに見える
枝太郎/浅草の灯→寄席紹介含め客席を探るいろんなネタでおもしろかった
陽・昇/漫才→いつもおもしろい
太福・みね子/ベランダの母→ここで、今日の寄席は若い人と女性が多い認定されていることがわかった。ソーゾーシーで又吉さんの自由詩で考えたネタとのこと。その特番はテレビで見ていたのでアレかと思いつつ、精度が増し「ボコす」を強調。みね子さんの三味線も盛り上げる。めっちゃおもろい
茶楽/紙入れ→なで肩でちんまり座るが毅然。新吉に、女中にも言い含めてるから浮気はバレないと話すときの女将の仕草、左の袖の下にぽいっとお金入れるような仕草がとっても美しく、仕草で伝わる上に言葉の意味も知る落語の醍醐味
ボンボンブラザーズ→とぼけた様子が楽しい
阿久鯉/大名花屋→少女漫画のような展開だった。阿久鯉さんのおかしみはさらっとしているのに心に残る。働き者のことを「盆の上の豆のように」って例え。すばらしいなー
~仲入り~
ねづっち→途中噛んでリズムが狂ったのかネタを変えていた。いつもおもしろい
歌春/九官鳥→黄色い着物がよく似合う。軽い調子でおあとへ
文治/お血脈→軽い調子でバトンタッチ。皆が手拍子太鼓も鳴ってご陽気に歌で終わった
できたくん/米津玄師、クリスマスの伯山→今回の番組の功労者で出世頭
伯山/赤穂義士外伝 鍔屋宗伴→黒紋付。九日目は何やってもいい日なので、やはり義士伝がいいと思うのですが18分の話と言った時の会場の落胆。「なんなんですか、この雰囲気は。でもね、好きな話なんですよ。この話をする時に必ずするマクラがありまして」と、二日目と同じ伯山祖母の話。長めではあった。マクラでちょっと噛んだ。噛んだ伯山さん(シャレではない)、初めてみたかも。正直、外したかー!とはじめ思ったのですが、そんなことなかった。おもしろかった。笑いもあったし、人情もあった。武士より町人として屑の目利きで才覚し一代を築いている宗伴。ちょいと入った蕎麦屋で町人に扮した赤穂義士たちに出会う。彼らの静かで強い覚悟を前に、自分のできることとして、吉良家の地図を手に入れるためのやりくり、吉良家の人たちの浅ましくわかりやすい様子、それぞれの思い、吉良の首を取る討ち入りの場面、泉岳寺に向かう景色。それらをその場にいるように感じることができました。討ち入りの言い立ての迫力。すばらしいな!

カーテンコールがあり、楽日の文治さんの三本締め。
下手から、伯山、文治、阿久鯉、今いちさん。
文治さんが話している間、神妙にしている伯山さん。
寄席、高座を大切にしている伯山さんが大好きです!

ちなみに、YouTubeの伯山ティーヴィーで毎日の様子が楽しめます。
10分前後の美しく工夫がありおもしろい番組で、伯山芝居中は毎日楽しい。

私は、どっちかっつーと、玄人おっさん勢の多い寄席の雰囲気の方が好きですが、鯉八さん主任の時とかそんな雰囲気なのか気になる。
また行こーっと。
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