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2023年12月18日22:03

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体調が良くないとは知っていたけど、60歳の若さで……。

元関脇・寺尾 引退間際に夫人に語っていた「最初で最後のお願い」
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=145&from=diary&id=7679056
元関脇寺尾の錣山親方、亡くなる、ですか。細身ながら気風が良く闘志を表に顕した突き押し相撲と下手投げで一時代を築き、その美男ぶりでも人気を博し、所謂「若貴ブーム」の前の時代を象徴する力士の一人でした。父が「栃若時代」から「柏鵬時代」にかけて活躍、「両差し名人」と呼ばれて技能賞を10回受賞、金星10個を獲得した名関脇鶴ヶ嶺(1929〜2006)で、高校を中退して父が師匠を務める井筒部屋に入門、長兄の鶴嶺山(最高位十両、1959〜2020)、次兄の逆鉾(最高位関脇、1961〜2019)との「井筒3兄弟」の末弟としても注目される存在でした。
幕内優勝(に加え、各段での優勝も)は無かったものの逆鉾との同時関脇も達成し、幕内在位93場所(歴代6位)、三役在位は13場所で、通算出場1795回は歴代4位(取組中の負傷で止まったが、初土俵以来の連続出場記録1359を含む)、通算勝利860勝は歴代10位。三賞は殊勲賞3回、敢闘賞3回、技能賞1回。金星は7個獲得で、“鉄人”の異名もありました。しかし、軽量(全盛期の体重は116kg)ゆえか怪我のリスクと向き合いながらの土俵でもあり、そうした一面も、ファンを引き付ける要素の一つだったと思います。
引退後は「錣山」の年寄名跡を名乗り、後年に独立、小結となった豊真将(現在の立田川親方)、阿炎(現在の最高位は関脇)、幕内青狼(引退)、十両の彩(引退)、王輝といった関取を輩出しています。人気力士だっただけにNHKの大相撲中継の解説者としての出演も多く、その理論的な内容でも注目されました。審判部に配属され勝負審判も務めましたが、その頃から「激痩せ」を指摘されるほど体調面での不安が生じ、審判部を離れてNHKの中継にも戻り、主にテレビでは向正面から(第52代横綱北の富士勝昭が出演しなくなってからは、正面解説を務めることもあった)その独自の視点の解説で楽しませてくれました。
錣山親方としてのハイライトの一つとなったのが、審判部を離れた頃の協会理事選で時津風一門の意向に異議を唱え反発、湊親方(元前頭2枚目湊富士。湊部屋を率い、元関脇の逸ノ城がいた)と立田川親方と共に一門から離脱、副理事選挙に立つも実兄の井筒親方に敗れ落選、二所ノ関一門への加入となりました。さらに、「お騒がせ力士」の一面があった阿炎がコロナ禍の最中の令和2年七月場所中に日本相撲協会の新型コロナウイルス対応ガイドライン違反行為(キャバクラ通いなど)を起こし、解説中に「阿炎を休場させる」と公表したことも話題となりました。その阿炎は昨年の十一月場所で幕内最高優勝を果たし、錣山部屋として初の優勝力士輩出となりましたが、持病であった不整脈などの心臓の持病で入院、この場所を休場しており、今年に入ってからも解説者としての登板はあるものの体調不安を抱え、先月の十一月場所でも全休して約2カ月間入院し、復帰に向けてリハビリを続けていた中で体調が急変、亡くなった次第。死因は「鬱血性心不全」とか。
兄2人が立て続けに亡くなった際「ポツンと一人」と語った錣山親方でしたが、3兄弟は皆鬼籍の人となってしまいました。錣山部屋は錣山の名跡とともに立田川親方が継ぐようです。
享年60はまだ若い。合掌。
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