自宅で観た映画（プレデター ザ・プレイ、クワイエット・プレイス 破られた沈黙、ハロウィン THE END）

久々の3本映画レビュー。
今回は最近のSFホラー系シリーズ新作を３本。
いずれも初鑑賞。

11/21（火）
「プレデター ザ・プレイ」Prey（2022年）
主演　アンバー・ミッドサンダー　
監督　ダン・トラクテンバーグ　
ディズニープラスで鑑賞。
300年前のアメリカ。
ネイティブアメリカンの女戦士が、プレデターと遭遇して戦う話。
プレデターシリーズの新作は劇場映画ではなく配信映画として作られたようでそれも今の流れか。
原題ではなく300年前のアメリカで、白人がアメリカ大陸へ開拓し始めたころの時代のよう。
主人公がネイティブの若い女戦士で、登場プレデターも初めて地球へ狩りに来たような奴である。
全体的には1作目の原点回帰のような感じもある。
見てて思ったんだけど、プレデターシリーズは総じて好きなんだが、
本作は可もなく不可もなくといった感じか？
まぁまぁ面白い程度で、今回はさほど印象に残らない。
地味な印象なプレデターだった。

11/30（木）
「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」A Quiet Place: Part II（2021年）
主演　エミリー・ブラント　キリアン・マーフィー　
監督　ジョン・クラシンスキー　
Amazonプライムで鑑賞。
宇宙からやって来た聴覚に敏感なモンスターによって支配された地球。
前作で夫を亡くし、子供たちを連れて放浪するが、ある所で亡き夫の親友と出会う。
前作は劇場で鑑賞して、SFモンスター映画としたら結構面白かった。
前作のラスト、遂にそのモンスターの弱点を発見して退治したラスト。
その続きだから、それを生かした展開や趣向を凝らしたものを見れるかと思いきや、
はっきり言って、内容は殆ど前作と一緒。
登場人物が多少増えて、家から外に出た程度で、弱点が分かりきってる敵に何の発展性も無い話運び。
別に「エイリアン2」のように今度は戦争だ！とモンスターとバトルアクションしろとまでは言わん。
やってる事、殆ど前作の焼き直し。
前作でヒロインのエミリー・ブラントの夫役で監督も兼ねてるジョン・クラシンスキーがモンスターに殺されたから、その代わりのように登場する夫の親友キリアン・マーフィーのキャラ付けが、その死んだ夫の代役そのものだし。
前作で受けたからと言って、殆ど同じ事しても必ずしも面白くなるとは限らないという事か…

12/5（火）
「ハロウィン THE END」Halloween Ends（2022年）
主演　ジェイミー・リー・カーティス　
監督　デヴィッド・ゴードン・グリーン　
Amazonプライムで鑑賞。
殺人鬼マイケル・マイヤースの惨劇があった2019年。
その当時ベビーシッターだった青年はいたずらした少年を誤って階段から突き落として傷害致死になるが無罪となる。
それから4年後のハロウィン。周りから散々「人殺し」と罵られて迫害を受けた青年は、
そんな連中に復讐しようと、地下道で潜んでたマイケル・マイヤースのマスクを奪って次々と殺害を繰り返す。
デヴィッド・ゴードン・グリーン監督によって新たに仕切り直しとなったリブート作品の3作目。
前作と前々作は劇場で鑑賞していずれもハロウィンシリーズらしくて好きだった。
そんなリブートシリーズの完結となる本作だが、
先に書いたあらすじのように、
「これ、マイケル・マイヤースもローリーも関係なくても話が成立しそう？」
物語の主人公であるローリーと敵であるマイケルが置き去り状態になるという、
一歩間違えれば別物作品になりかねんトホホ…な内容。
これならハロウィンシリーズとは別に、普通の青年がサイコになる犯罪ドラマで1本作れやという話。
本筋とは脱線しまくりな展開。
これでヒロインのローリーと殺人鬼マイケルとの決着はあるのだろうか？
と思ったら、ラストの15分くらい前になると急に忘れてたかのようにラストバトルな展開をする。
そのラストバトルだけは迫力あって良かったよ。ちゃんと決着を付けたから。
そんなラストバトルも悲しいかな…全体を見渡せれば蛇足的にしか見えない。
それなら最初からローリーＶＳマイケルだけで絞って見せろよの話。
殆ど主人公はローリーではなくサイコになる青年が主人公の視点で殆ど描かれてるわけだし。
それにそんな一般人でひ弱な青年に強引にマスクを奪い取られてしまうマイケル・マイヤースの情けない弱体化には泣ける…
だからローリーはマイケルとガチでバトルしても勝てたのか…そう思えてしまう。
残念なハロウィンリブートシリーズのお粗末な完結作だった。
結局はハロウィンシリーズは、時系列的に最初の1と81年の「ハロウィンII 」が一番良かった。