山田太一さん　心からお悔やみ申し上げます。青春も終わりました。

脚本家山田太一さん、老衰で死去　89歳「安らかで静かな旅立ちでした」ふぞろいの林檎たちほか
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=8&from=diary&id=7657534

『不揃いの林檎たち』
https://www.bing.com/ck/a?!&&p=2c6888af5205019bJmltdHM9MTcwMTQ3NTIwMCZpZ3VpZD0wMWZjY2YyYi0yZThjLTYzYTgtMTExZi1kZDRlMmZmNDYyMDgmaW5zaWQ9NTIxNQ&ptn=3&ver=2&hsh=3&fclid=01fccf2b-2e8c-63a8-111f-dd4e2ff46208&psq=%e3%81%b5%e3%81%9e%e3%82%8d%e3%81%84%e3%81%ae%e6%9e%97%e6%aa%8e%e3%81%9f%e3%81%a1&u=a1aHR0cHM6Ly9qYS53aWtpcGVkaWEub3JnL3dpa2kvJUUzJTgxJUI1JUUzJTgxJTlFJUUzJTgyJThEJUUzJTgxJTg0JUUzJTgxJUFFJUU2JTlFJTk3JUU2JUFBJThFJUUzJTgxJTlGJUUzJTgxJUEx&ntb=1

大好きでたまらない、チェーザレ＝パヴェーゼ　『丘の上の別荘』で、中年の主人公は、若かったころの自分そっくりだと思った「青年」（後で、中年になっても美しい自分の元カノと関係しているとわかる）の問いにこう答えます。

「そういうこと（青春時代のこと）は、後になってわかるものです。わき目も振らず突き進みなさい」

私事ですが、今になってようやく、自分が通り過ぎて行ったものは何だったか。幻滅したものもありますが、何人かの元カノへの感謝、旧友への感謝…といったものがしみじみと思われるようになりました。

ありがとう。

そう思った時が旅の終わりなのでしょう。
青春は旅。
それをいつか、回想する。

そこまで織り込んでいるようなドラマです。回想する立場に立っても、このドラマは美しい。

衷心よりご冥福をお祈りします。