新作アップしました。 ＋このシリーズもそろそろ終わりだ

　オリジナル長編小説、何も起きない伝奇物語、伝奇オブYOUKAI第十一話。

　その怪異はもっとも有害なをアップしました。

http://www5b.biglobe.ne.jp/~dww/watan_089.htm

　その怪異こそがもっとも人を殺し続けた存在

　もっとも人を不幸にし続けた存在

　それでいながら結局人間は今でもそれに頼っている

　主体性が一切ないそれに。





　はい、というわけで今回更新です。

　今回更新は伝奇オブYOUKAI第十一話。「常識」という怪異を扱います。

　人間をもっとも殺戮しもっとも不幸にしたこの怪異は、かのアインシュタインに「偏見の塊」と一刀両断されています。

　実際問題、利き手の矯正やらおじろくおばさやらを「常識だから」という観点で強制されて、納得出来ますか？色やらの好みや嗜好なんかを好き勝手に決めつけられて、常識だからという観点から強制されてどう思いますかね。

　主体性など何もなく、もっとも集団を暴力で支配している人間のふわっとした感覚に沿って作られるこれがどれだけ人間の歴史を駄目にして来たかは、そろそろ真面目に考えなければならないでしょう。

　今回はそんな話です。

　楽しんでいただければ何よりです。