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2023年11月25日20:39

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巨大怪獣対日本海軍の生き残りたち

今日はイオンシネマ板橋で「ゴジラ −1.0」を観てきました。

監督:山崎貴

配役(役名):神木隆之介(敷島浩一)、浜辺美波(大石典子)、山田裕貴(水島四郎)、吉岡秀隆(野田健治)、佐々木蔵之介(秋津清治)、青木崇高(橘宗作)、田中美央(堀田辰雄)、永谷咲笑(明子)、安藤サクラ(太田澄子)他。

本作はゴジラ誕生70周年の記念作品にしてゴジラシリーズ通算30作目となる作品で、これまでのゴジラは全て戦後の豊かな時代が舞台でしたが、本作は終戦間際から終戦後の混乱した時代が舞台となっています。

物語の主人公となる敷島浩一は海軍601航空隊に所属する少尉で特攻隊員。
特攻に出撃したものの零戦の故障と偽って、米軍が放置した小島の大戸島に250kg爆弾を抱いたまま着陸させます。
整備兵の橘はどこも悪いところはないと怪訝な顔をします。

夜になり、突如巨大怪獣が現れ、その正体を知っていた者はそれがゴジラだと口にします。
橘の指示で浩一は零戦の操縦席に乗り込み20mm機銃を発射しようとしますが恐怖に駆られて撃てずに零戦はゴジラに破壊されて浩一は機外に放り出されて気を失います。
気が付くと生き残っていたのは橘ひとりで他の者は全員死んでいました。
臆病風に吹かれた浩一のせいで部隊は全滅したと橘は浩一を責めます。

戦争が終わり浩一は復員してきますが、実家のあった町は廃墟と化し、近所に住んでいた澄子に特攻隊員なのに生きて帰って来た事を責められます。
澄子は空襲で子供を亡くし、浩一の両親も恐らく亡くなったと告げます。

浩一が闇市で空腹を満たしていると誰かに追われていた若い女性が浩一に乳児を預けて走り去って行きました。
追手を巻いた女性は典子と名乗り、乳児は他人から預かった子だと言い、典子は浩一のバラックに乳児の明子と居候する事になります。
澄子は赤の他人の面倒を見る余裕なんてなかろうにと毒づきながらも明子の為に米を分けてやります。

浩一は当座の生活費を稼ごうと機雷除去作業の募集に応募します。
磁気機雷除去チームは元海軍技術士官の野田、海軍兵の秋津、軍隊経験のない青年水島に浩一の4人で、作業に使われる船は木造のボロ船で13mm奇襲が1丁付いているだけでした。

浩一はゴジラの悪夢にうなされながらも仕事は順調で、明子もすくすくと成長します。
浩一は貯まったお金で一軒家を購入し、澄子は相変わらず居候のままでしたが3人はささやかながらも幸せな日々を送っていました。
それから2年が経ち典子はいつまでも居候のままではいけないと銀座で事務員の仕事を見つけて就職し、典子が働きに出ている間は澄子が明子の面倒を見ます。

その頃、米海軍の艦艇を未確認巨大生命体が襲う事件が起こり、米政府はそれが日本に向かうと警告します。
しかし、米国は悪化したソ連との関係から軍事行動を控えて日本への援軍は出さない事にします。

浩一が機雷除去船から横転した米軍の船を見るとゴジラの仕業と考えます。
野田は米国が逸れんとの関係から軍事行動をとれず、ゴジラを日本に押し付けてきて、日本政府はボロ船に積んだ13mm機銃と回収した機雷でゴジラと戦わせようとしているのだと悟ります。
それはシンガポールから回航されてくる重巡洋艦高雄が来るまでの時間稼ぎでした。
ゴジラが出現し、秋津は機雷を投下して爆発させますがゴジラは平然として向かってきます。
13mm機銃も何の効果もなく、野田は機雷をゴジラの口の中で爆発させようと試みますが、電線が切れていて失敗し窮地に追い込まれたところへ高雄が現れます。
高雄は奮闘したものの撃沈されますが、ゴジラは逃走します。
浩一は負傷して横須賀の病院に入院します。
見舞にやって来た野田たちは政府は責任逃れからゴジラの情報を一切伏せていると愚痴を口にします。

退院した浩一が帰宅すると、典子に自分は特攻から逃げ、ゴジラからも逃げて戦友たちを死なせてしまったと自分を責めるのでした。

再びゴジラが現れ、日本政府は軽巡洋艦鹿島を差し向けて機雷群で対抗しますが歯が立たず、ゴジラは東京湾から上陸して銀座を闊歩します。
臨時ニュースでゴジラが銀座に向かっていると聞いた浩一は銀座で働いている典子を救おうと銀座に向かいます。

典子が乗っていた山手線の車両がゴジラに掴まれ、典子は車外へと放り出され川に落ち、銀座の街を彷徨っているところを浩一が見つけます。
ゴジラの背びれが青白く光り熱線を発します。
浩一と典子は建物の陰に隠れていましたが典子が消えてしまいます。
浩一は典子が熱線で消滅したと思い、典子の葬儀を行います。
秋津は典子を嫁に貰わなかった浩一に詰め寄りますが、浩一は自分の戦争がまた終わっていない事を理由に典子を居候のままにしておいたのでした。

野田が元海軍関係者の民間人によるゴジラ駆除作戦に浩一を誘います。
元駆逐艦長堀田を長としたプロジェクトチームで、野田がゴジラを深海に沈めるプラん「わだつみ作戦」の詳細を説明します。
作戦には武装を解除されて何の武器も積んでいない駆逐艦雪風と響が使用されます。
作戦参加に消極的な者たちがその場を去って行きますが、多数の者たちが勇を奮って居残ります。

野田たちが酒を酌み交わしながら作戦について議論し、浩一は戦闘機があればゴジラを引き付けてみせると言い、野田は試作機の震電を見つけてきます。
しかし、放置状態となっていた為とても飛べる状態ではなく、浩一は橘を捜す事にします。
浩一は零戦が整備不良だったとデタラメを書いた手紙を橘に送り、怒った橘が浩一の元にやって来ます。
浩一は事情を話しますが橘は聞く耳を持たず、浩一は震電に爆弾を積んでゴジラの口の中に突っ込むと懇願すると橘は浩一の願いを受け入れて元整備兵を引き連れてやって来ます。

震電は機銃2丁を残して後は撤去し、燃料タンクも減らして機種に250kg爆弾、胴体に500kg爆弾を搭載し、橘は爆弾の安全装置の外し方を浩一に説明します。

浩一は明子を寝かしつけると澄子宛てに後事を託す手紙と金を残して家を出ます。
相模湾にゴジラが現れ、浩一は震電に乗って飛び立ちますが、ゴジラの早すぎる出現に野田の作戦は綻びを生じていました。

無線で「明子をひとりぼっちにするな」と言う秋津の言葉に答えない浩一に野田と秋津は浩一の覚悟を知ります。
ゴジラが熱線を放つと堀田は「わだつみ作戦」を発動します。
ゴジラが海中に沈み作戦は成功したかに見えましたが、ゴジラはしぶとく響のクレーンが折れてしまいます。
そこへ若いが故に作戦から外されていた水島の乗った船がタグボート群を率いて援軍にやって来ます。

ゴジラが再度熱線を放とうしたところに震電がゴジラの口に突っ込み大爆発を起こしてゴジラの顔は崩壊してゴジラは海中へ沈んでゆきます。
浩一は橘が取り付けておいた脱出装置によりパラシュートで脱出していました。
浩一が港に上がると明子を抱いた澄子が典子から届いた電報を手渡します。
浩一は急いで病院に駆けつけ典子との再会を果たすのでした。

全てが終わったかに見えましたが、その頃海底に沈んでいったはずのゴジラの再生が始まっていたのでした。

庵野監督が山崎監督にシン・ゴジラのあとによく作る気になったねとプレッシャーをかけるような事を言っていたようですが、見事にそれを跳ね返すような作品だったと思います。
時代設定も今までになかった時代で、旧日本海軍の生き残りの人たちと艦艇、幻の戦闘機を山座は監督が得意とするFSX技術で蘇らせてゴジラとの死闘を演じてくれて大満足な作品でした。
エンディングの場面から察すると続編に期待したい気持ちに満ち溢れています。

公式サイトURL
https://godzilla-movie2023.toho.co.jp
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