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2024年05月22日19:29

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とある脚本家の不思議な体験

今日は渋谷シネクイントで「異人たち」を観てきました。

監督:アンドリュー・ヘイ

配役(役名):アンドリュー・スコット(アダム)、ポール・メスカル(ハリー)、ジェイミー・ベル(アダムの父)、クレア・フォイ(アダムの母)。

山田太一の小説をイギリス人監督が映画化した作品です。
主人公のアダムは幼い頃に両親を事故で亡くして祖母に育てられ、成長してからはシナリオライターとなり、現在は40歳でロンドンにあるビルに一人暮らしをしています。

火災報知機の警報音が鳴り、アダムは外に出ますが火災は起きていなくてアダムは自分部屋に戻ります。
夜になりアダムの部屋にこのビルのもう1人の住人の青年ハリーが訪ねてきます。
このビルにはアダムとハリーの2人しか住んでいませんでした。
ハリーは壁の向こうに吸血鬼がいると奇妙な事を言って自分部屋に帰っていきます。

アダムは電車に乗りサンダーテッド駅で降り、草原を歩いていると人影を目撃し、その後をつけてみますが見失ってしまいます。
そして、懐かしい両親宅を訪ねると死んだはずの両親がアダムを歓迎します。
両親宅を後にして自分の部屋に戻ろうとするとハリーと鉢合わせになり、翌日ハリーが訪ねてきます。
アダムは自分がゲイである事を告白すると、ハリーはゲイという言葉は使い古されている事を嫌い、クィアという表現をし、2人は男色の恋に落ちます。

アダムは父が留守の母を訪ね、自分がゲイである事を告白し、母は困惑します。
アダムが帰宅するとハリーがやって来て、アダムが発熱している事に気付き、アダムを風呂に入れて再び夜を共にします。

アダムはクラブで遊んだ後、両親宅を訪ねてクリスマスを祝い、幼い頃を思い出しながら両親に甘えます。
母はアダムに寄り添わなかったと後悔を口にします。

帰宅して混乱していたアダムでしたがハリーに癒されます。
そしてアダムはハリーに両親が幼い頃に事故で亡くなっている事を告白します。

アダムはハリーを両親と暮らした家に案内しますが、アダムだけが両親に迎えられますが、両親はアダムに自分たちの元に来続けるのはアダムの人生が前に進めなくなると忠告し、アダムを想い出のレストランに連れていきます。
大人になったアダムに会えたことを父は喜び、3人は家族の絆を噛みしめると両親は思い残すことなく神の元へと旅立っていきます。

帰宅したアダムはハリーを探しますが、ハリーが腐乱した死体で見つかります。
ハリーの霊魂がアダムの前に現れ、2人は寝所で夜を共にし、アダムはハリーに死神や吸血鬼から守ると言ってハリーを抱きしめながら深い眠りに落ちていくのでした。

原作は山田太一の「異人たちとの夏」という小説だそうで、何とも不思議なファンタジーの世界を描いた物語でした。
孤独な主人公にせっかくパートナーが見つかったのも束の間、不審死を遂げてしまうとは何ともな境遇の主人公でしたが、最後は本人も果ててしまったのか、その辺は謎な終幕でした。

公式サイトURL
https://www.searchlightpictures.jp/movies/allofusstrangers

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