不時着したら、そこはゲリラの島だった！

今日はＴＯＨＯシネマズ池袋で「ロスト・フライト」を観てきました。

監督：ジャン・フランソワ・リシェ

配役（役名）：ジェラルド・バトラー（ブロディ・トランス）、マイク・コルター（ルイス・ガスパール）、ヨーソン・アン（サミュエル・デレ）、ダニエラ・ビネダ（ボニー・レイン）、エバン・ディン・テイラー（ダトゥ・ジュンマー）、トニー・ゴールドウィン（スカーズディル）他。

ブロディ・トランスはトレイルブレイザー社の旅客機機長で、この日はシンガポールから東京経由ホノルル行きの１１９便に搭乗する事になっていました。
搭乗前にマウイ島に滞在している大学生の娘ダニエラと電話で話して飛行機に乗り込みます。
副操縦士のデレとチーフパーサーのボニーが挨拶にやって来ます。
この日の乗客はたったの１４名でしたが、その中には逮捕されて護送されていた元兵士ガスパールと彼を連行している刑事が乗り込んでいました。

飛行機が飛び立ち、しばらくはのんびりしたフライトをしていましたが、やがて悪天候になりトランスは高度を４万フィートに上げて、デレに操縦を任せて客室を見回ります。
飛行機は激しい雷雨に見舞われ、トランスは操縦を代わりますが雷で電気系統が故障し、トランスは１０分間分の残量しかないバッテリーで電子機器を使わない最小限の電力消費で着陸地点を捜す事にします。

飛行機が激しく揺れると刑事がスマホを落として、それを拾おうとベルトを外して立ち上がると、彼を止めようとＣＡのイザベラもベルトを外します。
ボニーが制止しようとしましたが間に合わず、２人は激しく天井に叩きつけられて即死します。

場テリー残量が３分になり、トランスはどこか分からない森林に覆われた島の上を飛び、道路が目に入るとその上に緊急着陸します。
コックピット内に火花が走るとトランスは乗客たちを機外へ脱出させます。
その頃、ニューヨークにあるトレイルブレイザー社では１１９便との最後の通信後、飛行機の行方を見失い今後の対応を議論します。

トランスは電気系統を調べると４０Ａヒューズが焼け焦げているのを確認します。
トランスは客室に戻ると刑事が持っていた拳銃を手にします。
乗客の１人が現在の状況をスマホで映像配信しますが、映されたガスパールが怒って乗客に体当たりをします。

デレは、この島がフィリピンのホロ島らしく、ホロ島なら反政府ゲリラがいる事を懸念します。
トランスは上空から見えた建物から連絡を取ろうと、ガスパールの手錠を外して同行させ建物に向かいます。
古びた建物に辿り着き、トランスは電話を見つけますが電話は通じずトランスは配電盤の切れた電線をつなげてトレイルブレイザー社に電話を掛けます。
しかし、電話に出た女性はトランスの言う事を信じず迷惑な悪戯電話と思い込んで知梨になりません。
諦めたトランスはイザベラに電話をしてトレイルブレイザー社に連絡をして欲しいと頼み、詳細を伝えようと下ところでゲリラに襲われ電話は途切れ、格闘の末にゲリラを倒すとガスパールが自動小銃を手に入れて戻ってきます。
建物内に残されていたビデオカメラの映像を見るとゲリラに拉致された人々の助けを求める姿が映っていました。

トランスは車を見つけるとガスパールを乗せてクルーと乗客たちのいるところに戻りますが、時すでに遅く２人の韓国人乗客がゲリラに殺され、クルーと乗客たちは車に乗せられて連れ去られてしまいました。
トランスは居残った２人の見張りを襲って乗客たちの行方を白状させます。

トレイルブレイザー社では、トランスがかけてきた電話の内容を分析して飛行機の不時着場所を特定して、特殊部隊を送り込むことにします。

トランスとガスパールはゲリラたちの村に潜入し、ガスパールが見張りを襲っている間にトランスが牢屋の鍵を手に入れてクルーたちと乗客を救出します。
しかし、村を強行脱出するのは難しくトランスは自分が囮となってゲリラのリーダー・ダトゥと交渉している間に乗客たちを逃がす事にします。
傍若無人なダトゥとの交渉は話にならず暴行を受けますが、そこへ特殊部隊が駆けつけて来てトランスは救出され、乗客たちが乗った車に乗り込んで逃走に成功します。

トランスが建物に出かけている間にデレが飛行機の電気系統を修理していて、フィリピン政府軍が来るまで１日かかる為、トランスはとりあえず飛行機を飛ばしてこの窮地を逃れる事にします。
エンジンは動いたもののレーダーも計器類も使えない状態で、トランスはアナログな航法で飛行機を操縦するしかありませんでした。

ゲリラの銃撃を受けながら飛行機は滑走し、ダトゥはロケット弾で飛行機を狙いますが寸でのところで飛行機は飛び立ちます。
しかし、銃撃で右エンジンが損傷し、トランスは左エンジンだけで飛行機を操縦してトレイルブレイザー社が支持する滑走路に着陸します。

救命隊が到着し、クルーと乗客たちは安堵して、トランスはダニエラに電話で無事を伝えるのでした。

雷でトラブルを起こした飛行機が不時着したのは反政府ゲリラが支配するとんでもない島で、搭乗員たちと乗客の生き残りをかけたサバイバルアクション作品です。
たまたま護送されていた犯罪者が元兵士という事で、機長の判断で彼を頼りにゲリラに戦いを挑むのですが、これが軍隊経験のない日本の民間人パイロットだったら、こんな危機脱出が出来るかどうか考えたらゾッとするような展開です。
上映時間は１０７分と短めでしたが、行きつく暇もない緊張感のある作品でした。

公式サイトＵＲＬ
https://lostflight.jp