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2023年11月18日17:45

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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン(Killers of the Flower Moon)

 マーティン・スコセッシ監督がレオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロ、ジェシー・プレモンス、リリー・グラッドストーンら豪華キャストを迎え、実話を基に描いた西部劇サスペンス。

1920年代、オクラホマ州オーセージ郡。先住民であるオーセージ族は、石油の発掘によって一夜にして莫大な富を得た。その財産に目をつけた白人たちは彼らを巧みに操り、脅し、ついには殺人にまで手を染める。

ジャーナリストのデビッド・グランがアメリカ先住民連続殺人事件について描いたベストセラーノンフィクション「花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」を原作に、「フォレスト・ガンプ 一期一会」などの脚本家エリック・ロスとスコセッシ監督が共同脚本を手がけた。(映画.comより)





<2023年10月29日 劇場鑑賞>

 監督は巨匠マーティン・スコセッシ、主演はレオナルド・ディカプリオ、そのおじ役はロバート・デ・ニーロともなると、見る前から腰が引けますね(笑)。どんな重厚な作品なのかと。また、題材は実話だともなれば。

 結論から言います。私のような素人のおばさんに言われたくはないでしょうが、”見たことがある感じの映画”の範疇に収まってしまっていたと思います。アメリカの原住民を狭い地域に追いやって、そこで生活するように制限したのは白人たちです。それなのに、その狭い地域で石油が出てしまった。「しまった〜!」と思っても後の祭り。あとから考えられる方法としては、ネイティブ・インディアンの女性と結婚して死後その財産をぶんどるか、原住民たちを次々殺して財産をぶんどるか、です。又は男であれば、精神的に追い詰めて病気にしてしまい、判断力が鈍ったと周囲に思わせて、取り分をぶんどるか。そして、そのいずれの方法も実施されます。さも地域に貢献しているかのような名士を装って。

 その名士がデ・ニーロであり、彼を頼ってやって来て、ちゃっかり利用されてしまうのがディカプリオなわけです。事件は凄惨なものでした。今現在生きている私としては「そんなに連続で人が死ぬなんて不自然でしょう。疑われると思わなかったのかな」と素直に不思議に思いました。捜査されても逃げ切れると思っていたのか。それほど現地の人たちをなめ切っていたのか。自分が名士になり切れていて疑われないと思っていたのか。どちらにしても、思い上がっていたとしか考えられません。ひどいものですね。

 ところで、この事件がFBIを作るきっかけになったらしいですね。映画内でもその初代長官フーバー氏の名が出てましたが「それってディカプリオじゃないですか」と思って吹き出しそうになりました。知ってて起用したのか、単なる偶然か。素人にはわからないですけど。俳優さんたちはみな素晴らしかったし、映画自体はよくできていたと思います。ただ、少し長かったかな。
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