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2023年11月11日19:02

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北極百貨店のコンシェルジュさん・駒田蒸留所へようこそ・ゴジラ-1.0観てきたよ

■北極百貨店のコンシェルジュさん
立って歩く動物が集まる百貨店に勤める人間の新米コンシェルジュの女性が、ゲストをもてなすために奮闘するという話。正直、ちょっといい話の域を出なくて、まあこんなものなのか……という薄い印象。画は綺麗だったんですけどねえ。

■駒田蒸留所へようこそ
P.A.WORKSの新作お仕事ドラマ……という触れ込みだったのですが。地味ですねえ。地方の蒸留所が、震災を機にやめてしまった自主銘柄のウィスキー造りを再開するという話なのですが。とてもとてもご都合主義なファンタジー展開で、まあちょっとそのね、フーンて気持ちになってしまいます。SHIROBAKOやサクラクエストと違って、アホなキャラとか馬鹿みたいな事件とか起こらないので、盛り上がらない。なぜか大入り満員で、幕が上がる前からなんでこんなに人がいるの? と不思議でした。見終わったあとはいっそうね。予定調和やご都合主義は、馬鹿馬鹿しい展開があってこそだと思うのですよ。リアルなストーリーにしたいなら、登場人物の行動や価値判断も現実に即すべきでは? ちょっとこれはお奨めできません。天狼シリウスもアキバ冥途戦争も途中で観るのやめちゃったし、最近P.A.WORKS作品には縁が無い。

■ゴジラ -1.0
ゴジラ新作、良かった! 舞台は第二次世界大戦末期〜その数年後。ゴジラが原水爆実験で巨大化する設定は引き継がれています。ドラマ部分はまあアレですね。舞台かっていう過剰な演技(昭和レトロを演出したくてあえてそうしたのかもしれん)と、お涙頂戴的展開はもう何の驚きもなくハイハイ、という感じ。もうちょっとヒネらないと。電報が来た時点でエピローグは予想できてしまったよ。あれでも若手スタッフに容赦ない駄目出しをしてもらって30回は改稿したっていうのだから(超映画批評情報)、初稿はもっとユアストーリーしていたのかもしれない。直して正解だったと思う。シナリオドラマは平凡でしたが、肝心の怪獣の方、ゴジラの造形は歴代で一番好きかもしれない。石斧みたいな背びれが、デカくてとんがっていて特によい。体はもうちょっと大きい方がいいが、素早く動くためにはあのサイズで限界なのかもね。止めを与える方法がアレだと大きくできないという理由かも。まあ、現代の超高層建築が比較対象になるわけでないので、あれで良かったのかな。ツラも目付きも凶悪でいい。正義怪獣なんて設定は糞食らえですよ。CGもかなりがんばってたと思うのですが、背びれが発光するときのジャキンジャキン、というかガコンガコン、という動き。生物なんだから、もうちょっとぬるっと、あるいはにょきっっと出来なかったのか。まさかアニマトロニクスなのかと疑ってしまいました。意味ないので絶対CGのはずなんだよ。あれは興醒めです。ビデオパッケージにする時にアップデートしてくんないかなあ。あと劇伴、ゴジラのメインテーマはやはり血圧が上がる。東宝ゴジラとして圧倒的にレジェンダリーを上回っている点かもしれない。ドルビーシネマにして良かったな! 総評として、シン・ゴジラという高い壁を乗り越えて、よく作ったと思う。後発作品はより一層ハードルが上がってしまったんだけど、良いミックスアップだ。ゴジラSPも良かったし、日本の怪獣作品の意地を見せたと思う。劇場で観よう!


予告編ではTALK TO MEというホラー映画が面白そう。あと劇場ポスターで知ったんですが、エクソシストのリブートだか続編だかやるんですね。少し期待。

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