彼は完璧に近い生物だった、IQが高く地球人と区別はつかないが
誰もが認める美男子、歳はそう23~4に見える、長身、ブロンド、筋肉質な体は皆が振り返る
彼はそのまま、。地球に住み、高いIQを生かし、高収入を得ながら親しい人も増える、何不自由ない生活に見えたが
だが、本人は一つだけ困った事が有った、頭が良する、人と同じ事で笑えない、何故泣くのだろうと不思議になる、怒る気もなくなる、作り笑いと演技も疲れる
そんな日々の中、一人の女性を出会う、映画に誘われ、買い物し、動物園へ誘われる
猿山が有り、彼は人間と猿の違いは然程ないことに気付く
その時・・・子猿が持って居たリンゴをボス猿が取り上げ食べてしまう
怒った、子猿はボス猿に仕返しをしたいが、ボスには敵わないと、横にいた弱い猿の頭を叩く、叩かれた弱い猿は、もっと弱い猿を殴る
その時彼は初めて笑う、腹を抱えて笑い、連れの彼女にこういう
「君たちが何故笑うのか良くわかったよ」「人が怒た行為の仕返しが面白いんだね」
【そうか怒りの裏返しが笑う事なんだよ」
その後彼は、地球人と一緒に、笑い、怒り、喜び、泣き、ながら生き延び
亡くなる時こう言ったそうだ
【檻の外は自由で爽快、ありがとう、自分が誰かよくわかったよ】
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