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2023年11月03日00:00

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メインはオマケ

ロングセラーと呼ばれる商品というのは数多くありますが、
昭和、平成、令和の子供たちを楽しませてきたお菓子に【グリコ】というのがあります。


正直【オマケ】目当てで買ってもらう子供がほとんどじゃないかと思うので、
キャラメルよりも、オモチャが本体という感じすらあるグリコですが、
そのグリコは誕生から百年経つそうですね。
そのオモチャの数は3万種類、55億個に及ぶそうです。


そもそもグリコのオモチャは、どういうきっかけで生まれたのかという事ですが、
江崎グリコの創業者、江崎利一氏の
『子供にとって、食べる事と遊ぶ事は二大天職』という考え方から生まれたそうですね。


オマケの元祖は、大正11年、絵カードを封入したのが始まりで、
昭和4年には、オモチャを入れる小箱が登場したんですね。


同時の子供たちに人気を呼んだのは【メダル】だったそうでして、
豊臣秀吉、西郷隆盛らを刻印した精巧な作りで評判がよく、
追加発注を繰り返し60万個にもなったそうですね。
昭和初期の子供たちは【なにわ男子】よりも【戦国男子】、
【キンプリ】より【タカモリ】だったわけですね。


オマケのオモチャは、最初からちゃんと小箱に入ってましたが、
これはコストがかかるため社内では反対の声が多かったんですね。
しかし小箱は、オモチャの保護やバリュー感があるという事で創業者がこだわってつけたものでして、
当初はオモチャの小箱は下についていたんですが、昭和12年から上になったんですね。


その理由は、小箱に入ったオモチャを、下ではなく、
ゴールインマークのランナーが両手をあげて持ち上げているように見えるよう上にした事で、
バリュー感をアップさせる狙いだったようですね。


令和に入っても、子供たちを楽しませているグリコのオマケですが、
今後は色んなパターンのオマケが出てくるでしょうね。


「最近はグリコのオマケも随分変わってきたんだって?」
「そうなんだよ。オマケを開けると、中から【エンターキー】が出てきたりするんだ」
「エンターキーって、パソコンの?」
「そうそう。他のパーツも全部集めると、最終的にパソコンが出来上がるらしい」
「デアゴスティーニみたいなオマケだね」
「あと、【部屋の鍵】が出てきたりなんて事もあるよ」
「部屋の鍵?どこかのアパートとかマンションの?」
「そう。そこの部屋は必ず、自殺や事件、事故があったという部屋なんだよ」
「何それ?いわゆる曰く付きの部屋ってやつ?」
「要するに、オマケじゃなくて【オバケ付き】だね」
「嫌だな、そんなのは。もっと良いオマケはないの?」
「あるよ。オマケに【ポルシェ】が付いてるグリコが」
「ポルシェ!?ポルシェって、あの高級車の?それがオマケに付いてくるの?」
「そうなんだよ。グリコ一個の値段は、730万円」
「高っ!?高すぎるよ」
「しかもその車、キャラメルで走るという特別仕様なんだ」
「キャラメルで走るの?」
「そう、一粒で三百メートル」
こんなグリコも楽しそうですね。


微笑亭さん太

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