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2023年10月20日20:17

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宇宙人に思いを馳せた男

今日はヒューマントラストシネマ渋谷で「宇宙探索編集部」を観てきました。

監督:コン・ダーシャン

配役(役名):ヤン・ハオユー(タン・ジージュン)、アイ・リーヤー(チン・ツァイロン)、ワン・イートン(スン・イートン)他。

かつては注目を集めていた科学雑誌「宇宙探索」。
今ではすっかり廃れて廃刊寸前となっていました。
タン編集長をアポロ社のワン社長が訪れ、宇宙人探索について教示を受け、タンは宇宙服を着てみせますが、ヘルメットが脱げなくなり酸欠状態に陥り、編集員たちはレスキュー隊を呼んでヘルメットを切断してタンは救出されますが、宇宙服を破壊されてしまい、タンは腹を立てます。

タンは精神病患者が宇宙人からの通信を受け取る事が出来ると信じ、精神科病棟を訪ねます。
また、放送されていないTVのチャンネルの雑音に宇宙人からの通信信号が混じっていると信じ込んでいました。

タンはネットでUFO情報を発信している人物シャオのサイトで、UFOが運んできた玉の話を信じて女性編集員チンと気象観測員ナリスを引き連れて列車で成都へ向かいます。
チンはタンについてきたもののタンの研究を半ば呆れていました。
一行が成都に着くとボランティアのシャオシャオと合流し、シャオを訪ねます。

シャオは墜落したUFOから宇宙人の死体を回収したと言い、タンはシャオに520元を寄付して宇宙人の死体を見せてもらい、宇宙人の骨を受け取ります。
シャオはUFOが運んできた玉のあった獅子像のある場所に連れて行きます。
獅子像は既に他界しているソンという人物が買い取ったもので、タンはソンの息子イートンを訪ねます。
イートンは鍋を被っている奇妙な少年でした。

イートンは突然気を失って倒れてしまいますが、村人はソンが亡くなった時に線香もあげなかったバチだとうそぶきます。
線香を炊いてみたところイートンは意識を取り戻します。
皆既日食が始まるとイートンは突っ立ったまま奇妙な言葉を口走ります。
日食が終わると獅子像に大量の雀が止まっていました。

タンはトラックをヒッチハイクして、更にトゥクトゥクに乗り継いだ後、徒歩で渓谷に辿り着きます。
夜になり野営をしますが、不注意からテントを燃やしてしまい、そのまま夜を明かすと一行は西南地方の山奥へと入ります。
イートンが行方不明になり、何やら轟音が聞こえてきて、更に奥深くに進むと仏像群れに遭遇します。

チンが野犬に咬まれて取り乱し、タンは一同を残して一人で山奥を進み、河原で見つけたロバに跨り、森林の中を歩くと宇宙船の残骸を見つけます。
タンはしばらく寝込んで目が覚めると目の前にイートンが立っていました。
イートンは明日にはこの山が軸はされると言い、2人は洞窟の中に入ります。

タンは獅子像の口の中にあったはずの、誰かが盗んでいった玉を探していましたが、イートンは玉を見せて、元あった場所に帰しに来たと告白します。
タンがひと眠りするとイートンは姿を消していました。
タンがイートンを探しに行くと、洞窟の入り口付近にイートンが立っていてね大量の雀がイートンの体を包むとイートンは何処かへ飛び去ってゆきました。

それから1か月が過ぎてタンは甥の結婚式で一風変わったスピーチをします。
タンは宇宙へと飛び去って行ったイートンを思いながら編集部を閉鎖して雑誌を休刊します。
そしてタンは研究に携わった者たちの前で涙ながらに感慨を述べるのでした。

中国発のSFファンタジー作品で、1990年代に実在して人気のあったUFO雑誌「飛碟探索」をモデルに制作されたそうです。
宇宙人への好奇心から探索に夢中になった人物を描いていますが、どこか抜けていて愛嬌のある人物でした。

公式サイトURL
https://moviola.jp/uchutansaku
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