ラテンアメリカ映画祭で最後の映画がアルゼンチンのThe Delinquentsって映画だったんだけど、ちょっとびっくりしたことがあったわ。
銀行員が勤めてる銀行からお金を盗んで、友達に「これを自分が刑務所に入ってる間隠しておいてくれ。$650,000ある。二人で分けて$325,000だ。で自分は3年半で刑務所から出るだろうから、その後一生仕事しなくって過ごせる」って言うのよね。でその時の会話で二人が30代後半か40位ってのがわかるのよ。「あと引退まで何年だ?24年だろ。数えたんだ。$325,000はこれから24年間働いて手にする給料と同じだぞ。つまり働かなくっていいってことだ」って言うのよ。で、アタシの感覚がへ?たったそれだけ?で頭の中で暗算すると一年の給料が一万ドルちょっとってことなの?ってのが気になったの。ブエノスアイレスって南米のパリと言われるし、映画の始めでも主人公は都会の中を歩いてカフェでペーストリーとコーヒーで朝食をとって、ってヨーロッパみたいな生活なのよね。で、そんなけしか稼げないの?って思ったのよ。南米の中でもチリに次いで所得の高い国ってイメージがあったのでちょっとビックリだったの。
で、家に帰ってから調べてみたら(
https://en.wikipedia.org/wiki/List_of_countries_by_GDP_(nominal)_per_capita)IMFの統計だと、ラテンアメリカ(南米でもガイアナやトリニダードドバゴの非スペイン語圏で産油国を入れない、スペイン語とポルトガル語の国に限る)と、一人当たりの国民所得、$13,247。IMFの統計だとメキシコより低いけど世銀とCIAだとメキシコより高いからそこを除くとしても、ウルグアイ―パナマーチリ―コスタリカに次いで5番目。そんなに貧しいの?って感じだわ。川渡った隣のウルグアイが$21kと1.6倍の所得があるのに?ってちょっとビックリ。$325,000を24で割ったら$13,541なので、一人当たりの国民所得とほぼ同じ、納得がいく数字だったわ。
でも、一人当たりってのは人口で割ってるし、働いてない子供や年寄りも分母に入ってるので実はこれの2倍位稼いでないと生活は厳しいのでは?って思ったけど、日本が$33,950、約500万円、アメリカが$80,412だったので、あー、これ位の給料の人ザラにいるわね。共働きでこれ位、てのも考えられるわよね、って感じになって。しかも所得の統計の場合、高い人が平均を上げるので中間値は平均より低いのが常。ってことは人口の50%以上はこれ以下の所得で生活してるのよね。なのでアルゼンチンでは一年$14,000もあれば普通に生活できるのか?って感じになったのよね。アタシが引退してもらう年金が年$50,000もいかないので401kとかの貯金を崩しても年間所得はアメリカの一人当たりの国民所得に届かないので自分としても「アメリカ・カナダで一人当たりの国民所得以下の金額で生活していく」プランを立ててるので、納得したわ。
ってことで、アルゼンチン、それだけのお金で生活できるのなら行ってもいいかも?とふと思ってしまった。イタリア系が多くっていい男多い、街はヨーロッパみたい、この映画のなかでもアートハウスの映画館が出てきて文化的にもいろいろあるし。肉ばっかり食べてるとか世界の中心から遠い!ってのがあるのが難だけど、南米で考えられるウルグアイ(モンテビデオ)、チリ(サンティアゴ)も同じ位遠いし、この二都市と比べてブエノスアイレスは都会なので、ちょっとそそられるかも?
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