mixiユーザー(id:17610207)

2023年10月15日11:21

232 view

スポーツと芸術と食欲の秋

今日は明け方から雨が降っている。

目が覚めたとき、外で雨の音がしているのが聞こえてほっとしたよ。


日曜に雨が降っていてほっとしたなんて、小学生のとき以来だ。

なんでほっとしたかというと、運動会が延期になるから。

延期になるだけでいずれは来るんだけどね。いやでいやでいやでたまらなかった運動会がその日はなくなると思うだけでほっとしたんだよ。

こういう気持ちに共感できる人はあんまりいない。

クラスに何人かだけいる運動がまるでダメ男な者だけだと思う。

おいらはそのダメ男だったもんだからね。


しかし、大人になった今は運動は関係ない。

それでも雨が降ってほっとしたのは、雨の予報のためにこの日の小旅行をキャンセルしたからだ。

これで天気予報が外れてお天気だったりしたら目も当てられないからね。

どこに出かけようとしていたかというとだね。

コキアって花を知ってる?

おいらはよく知らないんだけど、紅い花らしい。

そのコキアの花畑が名物の公園に夫婦して出かけることにしていたんだよ。

その名も国営ひたち海浜公園。

そこのコキアが満開になるこの二日間だけ、浦和から臨時列車が出ることになっている。

その切符を2枚予約していたんだ。こういうの。

フォト


しかし切符を取ってから数日後、天気予報が怪しくなってきた。

日曜だけ雨が降るらしい。

その後もどんどん可能性が高まってくる。単なる雨降りでなく猛烈な雨になる。

猛烈な雨の中をコキア畑の散策なんかしたくない。

で、解約したわけだ。 手数料が1千何百円かとられたけれど、それで1万何千円かが帰って来るなら、御の字だからね

フォト


そんなことで、今日は予定がポッカリ空いた。

なので、たまりにたまった写真を使って、日記を書こうと思い立ったわけだ。


お題は秋晴れの下での楽しかったこと。


今日は雨降りだけど、明日からまた晴れる。

気持ちのいい秋晴れのシーズンになったよね。

天高く馬肥える秋

馬の親戚のアルパカの赤もいやがうえにも美味くなる季節だ。

フォト フォト


スポーツの秋といい、芸術の秋といい、食欲の秋ともいう。

おいらはそれらの秋を三連チャンで楽しんだよ。


最初は先週の日曜にスポーツの秋をやった。

といっても、身体を動かしたわけじゃなくて、動かす人らを観戦したんだけどね。


うちら夫婦はルカとアンの兄妹ネコにしばしの別れをつげた。

3時間かそこらで帰ってくるからね。いい子でお留守番してるんだよ。

フォト


で、自転車を駆って、うちからすぐそこの駒場スタジアムに向かった。

かつては浦和レッズがホームグラウンドにしていた競技場だ。

ただし、うちらが目指したのはその横にある体育館だった。

そこで行われる埼玉ブロンコス対トライフープ岡山の試合を見に行ったんだよ。

えっ?なんだそりゃって?


まあ、知らないよね、普通は。

Bリーグ、バスケットボールのリーグ戦だ。

うちら二人ともこないだ男子バスケのワールドカップの実況中継を見て、この競技の面白さに目覚めちゃってね。

フォト


BリーグというのはトップクラスのB1からB2、B3まである。

で、そのB3に所属する地元チームがしっかりある。

これは応援せねばということでチケットを買ったんだよ。

フォト


で、どんなもんなんだろうと会場に入ってみたら、真っ赤なイルミネーションに染まっている。

フォト


普通の体育館にはちょっと無理があるんじゃないかとも思ったけど、浦和といえば赤、レッズ人気にあやかろうというのだろう。

フォト フォト


そして、腹にズシンと来るビートの効いた音楽が鳴り響いている。

その音楽に乗せてやけに威勢のいいMCの兄ちゃんがなんだかんだ喋っている。

さらにチアガールたちが踊って景気をつける。

フォト


これでもか、これでもかと場内を盛り上げようとしていた。

それはいいんだけど、、

試合が始まっても、デカい音響の音楽とMCが鳴りやまないんだよ。

これにはマイッタ。 スポーツを観戦する雰囲気じゃない。 隣に座ってるカミさんとさえロクに話が出来ない。

しかもだねえ、選手たちがそんなに上手くなかった。

いや、もちろん並みじゃないんだけどさ、人様から金を取って芸を見せるレベルじゃないと思った。

だってさ、フリースローをかなりの頻度で外したんだぜ。

ブロンコスがシュートを決めるたびに「サキホコレ、サイタマー♪」ってな音楽が鳴り響くんだけど。

ぜんぜん、咲き誇ってねえじゃねえかよ!だった。

フォト


そんなんで、おいらは試合の途中で気が遠くなって、舟を漕いだ。

カミさんも呆れたんだろう。

前半が終わったところで、帰ろう!とひと言。

で、うちらは再び自転車を駆って家路を辿った。

「相手チームがフリースローをしている間、ブーイングするなんて非常識だわ」

「子供がいるってのにな、これでいいのだなんて思いこんだら大変だ」

後で確認したら、バスケットボールではブーイングはありなんだそうだけど、うちらは断固として反対だね。


そんなことで、B3は完全にハズレだった。

この日記を読んでくれている人の中にBリーグのファンがいたら、ごめんなさい。

トーシローの率直な感想ということで、大目に見てやっていただければ幸いです。


それに、スポーツの秋の本番はその日の夜だった。

ラグビーのワールドカップ、これに勝てば日本は決勝リーグに進出できるという大一番の実況中継があったんでね。 

相手はアルゼンチン。ワールドランキングは9位。格上の相手だ。

フォト


前半が終わって1点差。 日本もトライを決めている。 いけるかもexclamation

カミさんは大興奮。なにしろ、さくらのTシャツを着て応援してたんだからね。

フォト

おいらは黙ってテレビの画面を見つめていたけど、心の中では大声援を送っていた。

フォト


それはそれとして、おいらは前半が終わったところでビールの缶を冷蔵庫から出した。

なにしろ、実況中継のスポンサーはアサヒスーパードライだったからね。

CMの効果、おそるべしだ。

フォト フォト


しかし、日本の善戦もそこまでだった。

素人目にも後半になって地力の差が出た。

37対29。 惜敗という声もあるけれど、おいらの目には完敗に映った。

しかし、日本チームは頑張った。それは間違いない。佳い夢を見せてくれたよ。

フォト


なので、ラガーメンの聖歌をさくらの面々に捧げたい。

ノーサイド  松任谷由実


https://www.youtube.com/watch?v=12UijAAiJpY&pp=ygUP44OO44O844K144Kk44OJ


翌月曜日は芸術の秋を謳歌した。

おいらは一人、隣町の南浦和駅に降り立った。

駅前にはこの街を代表するデパートがある。

フォト


その前の大通りをどんつきまで行くと、さいたま市民文化センターがある。

フォト


そこで浦フィルの定期演奏会が開催されたんだよ。

おらが街さの楽団だ。 演目はおいらの大好物のブラームス。 行かねば!だった。

フォト


その日も今日と同じ雨降りだったけど、クラシック音楽好きにとっては雨振りなんてなんのその。

大ホールの観客席は7分ぐらい埋まったよ。 

年配の人が多かったけど、そうはいっても年齢はバラバラ、男女の比率も半々だった。

フォト


で、本番が始まった。

ブラームスが3曲。 そのうち「悲劇的序曲」というのには馴染みがない。

なので、おいらは確信犯的に寝落ちした。 残りの曲をきっちり聴くためにね。


次の「ハイドンの主題による変奏曲」は部分的に馴染みがある曲だ。

しかし、後半、寝落ちした。


まあでも、本命は交響曲4番だ。 頭から尻尾まで何回も聴いている。

今、持っているCDはハイティンク指揮のコンセルトヘボウ管弦楽団。名演だ。

フォト


そのぐらい聴き込んでいる交響曲なんだけどねえ。

第4楽章の最後のところで寝落ちしちまった。

演奏が終わった直後の大きな拍手ではっと目が覚めた。


別に浦フィルに非があるわけじゃない。

ホルン部隊がぎこちなく響き過ぎたきらいはあるけれど、なんといっても街の楽団だ。

贅沢言っちゃいけない。

前売り1000円で本物のオーケストラに接せる地方ってのはそうはないんじゃないか。

やっぱね、生の演奏ってのは格別だからね。


じゃあ、なんで寝落ちしたのか。

わからんけど、、言い訳だけど、、朝、服用した帯状疱疹後神経痛の痛み止め薬の催眠効果の影響はあると思う。

最近、昼飯を食った後辺りでやけに眠くなる。 で、居眠りする。

現役のサラリーマン時代だったらとんでもねえ奴になるところだけど、今のおいらはフリーマンなんでね。居眠りしても誰にも迷惑はかけない。

居眠りを妨げる障害がなんにもない。そこに薬の催眠作用がかぶさる。

そうするとだねえ、人はこっくりこっくり居眠りするものなんだよ。


今、おいらはベルナルト・ハイティンク指揮のコンセルトヘボウ管弦楽団によるヴァン・ベートーヴェンの交響曲第5番を聴いている。 「運命」というやつだ。

図書館でCDを借りた。 ハイティンクは好みの指揮者なんでね。 

で、思ったのはブラームスってのはベートーヴェンの系譜を脈々と受け継いでいるなあということ。

おいらは音楽を系統だって勉強したわけじゃないんでね。 

ドイツロマン派とかそういう大まかな括りしか知らないんだけど、第5の第2楽章の音の連なりなんかがブラームスそっくりなんだよ。 いや、ブラームスがヴァン・ベートーヴェンに学んだんだけどさ。


そのヴァン・ベートーヴェンで思い出すのは朝比奈隆だ。

フォト


おいらのオーケストラのコンサート初体験なんでね。

朝比奈隆指揮による大フィルの演奏。

演目はヴァン・ベートーヴェンの「運命」とドヴォルザークの「新世界より」

これ以上ベタな組み合わせはないというベタ中のベタだったんだけど。

あれは強烈だった。ズドーンと魂を射抜かれた感覚だったよ。


なんて、ハンチクな感想を振りまいてると、大恥かくことになるので一曲。

これも、ブラームス。

そして、浦フィルがアンコールで演奏した曲だ。

結局、おいらはこの曲だけを寝落ちしないで最後まで聴きとおしたわけだ。

なにしろ短い曲だし、誰でも知ってる有名な節回しなんでね。

ブラームス: ハンガリー舞曲 第5番(管弦楽版)



https://www.youtube.com/watch?v=HjLzE9itiiU&pp=ygUs44OW44Op44O844Og44K5IC0g44OP44Oz44Ks44Oq44O86Iie5puyIDXnlao%3D


翌火曜日は一種の休養日にした。

おいらは午前中はかかりつけの病院で帯状疱疹後神経痛を和らげるブロック注射を打ってもらって、痛み止めの薬を処方してもらった。


で、昼はPARCOの地下にあるタリーズでホットドッグを食って、肘掛け椅子で身体を休めた。

フォト


その後、整体院に行って背中や腰を揉んでもらった。

フォト



そして、翌水曜日に一連の秋祭りの締めくくりをやった。


おいらは毎度おなじみの新宿に行った。

アルタにスマホを向ける外人さんに混じって1枚撮った。

フォト


一方、新宿の新名所の方には日本人の若いのが何人かスマホを向けていた。

うまく撮れなかったんだけど、建物の上の方にあるネコの立体画像だ。

フォト


で、歌舞伎町のゴジラロードを歩んで、TOHOシネマズに向かった。

看板はシティハンターからジョン・ウイックに変わっていた。

フォト


そこのロビーでヲタ仲間の総帥と待ち合わせていたんだよ。

我々のターゲットは6月にはすでにバルト9にポスターが出ていたこれだった。

フォト フォト


おいらは前日にPARCOの地下の和菓子屋さんで干し芋を買ったほど、気合いが入っていた。

フォト


最初はヤオコーで探したんだけど、、色んなお菓子が並んでいたんだけど、、

干し芋は置いてなかった。

今どきは流行らないのかなあ、それにしても一つぐらい置いてくれていてもいいのに。。

そこで向かいの看板が目に入った。 ふむ、ここならあるかも。

と覗いてみたら、あるどころじゃなかった。干し芋コーナーがあった。

こうでなくちゃあ、だったよ。

フォト フォト


ええと、なんで干し芋かというとだね。

ガルパンの主人公たちは茨城県の大洗女子学園で学んでいる。

茨城といえばアンコウ鍋。

ガルパンにも当然出てくるけど、ちょっと大がかり過ぎる。

フォト


なので、干し芋なのだ。大洗女子学園の生徒会長の好物なのだ。

フォト


いや、キャラ酒を中心に作品にちなんだものにこだわるマイミクさんの日記を読んだものだからさ。

おいらも一丁やったるか、ガルパンといえば干し芋だと思い立ったんだよ。


で、肝心の映画の中身だけど。

フォト 


よかったよ。 息もつかせぬ雪上の戦車戦。

寝落ちなんてとんでもない。あっちゅうまに終わったって感じ。


一つ思ったのは、大洗女子学園の闘い方は、アントニオ猪木流だなということ。

つまり猪木は異種格闘技戦において、相手の土俵で戦った。

そして、最初は相手の技を受ける。

受けきって、プロレス技で仕留める。

唯一の例外は相手の攻撃を徹底的に避けた対モハメッド・アリ戦だけだと思う。

フォト フォト 


で、大洗女子も相手の得意な雪上戦で最初に一発食らった後、本当の勝負に持ち込んだんだよ。

フォト


それにしても、ウクライナ戦争が非道いことになっている折、戦車のアニメはまずかろうという意見もあったけど、ちゃらっと公開に持ち込んだ関係者の意気に敬意を表するよ。

フォト


で、普段はこれでお終いで反省会に行くとこなんだけど、今回の作戦はダブルヘッダーだった。

俺らは丸ノ内線で銀座に向かった。

で、そこの丸ピカに入った。

フォト


そこで、ダブルヘッダーの2戦目「アリスとテレスのまぼろし工場」をやってたんでね。

フォト


見終わった後、総帥がポツンとひと言。

「いわきでこれを見なくてよかった」


いや、俺ら、こないだ、ヲタ仲間の巨乳派が働いているいわきの辺りを小旅行したんだけどさ。

そこにはポレポレシネマズが2館ある。

で、総帥はそのうちの1館でやってた「シティハンター」を選んだ。

もう一つの館でやってた「アリスとテレス」を見る選択肢もあったそうなんだけど、時間の関係で見送ったんだと。

で、まあ、見なくて正解だったということだったわけだ。


悪くはなかったんだけどね。

おいらは寝落ちはしなかった。

というのも、もう少しすればいい展開になるだろう、ここで寝たら損だと思ったんでね。

でも、とうとうそういう場面はこないで終わっちまった残念な作品だったんだよ。


で、俺らは再び丸線に乗りこんで東京駅に向かった。

新宿から銀座、そして八重洲。お上りさんの東京を廻る旅ってなもんだった。

フォト


おいらはお上りさんらしく土産物コーナーでバームクーヘンを買った。

どの辺がお上りさんかというと、そのお菓子は東京でなくて滋賀の名産なんだよ。

フォト フォト


で、懐かしの小旅行で味わった福島の造り酒屋と提携している店に入った。

フォト


まず、クラフトビールで乾杯。

おいらはダブルヘッダーに向けて、朝食のコーンフレークの牛乳以降、水断ちしてたんでね。 沁みた。

フォト


で、なにはなくともこれだ。

フォト フォト


これも

フォト


これも

フォト


酒だ、酒だ、酒持ってこいや!

フォト


でも、大丈夫。チェイサー用のお冷やをボトルでもらったからね。

フォト


料理も美味し。

フォト フォト


こないだの福島旅行で刺盛りは最高級を味わったので、今回は洋風を中心に肴を組んでみたという。 さすがは総帥だ。

フォト フォト


そしてハムカツにはジム・ビームのハイボール。

フォト


こんなのもあった。トマジューじゃないよ。ジンかなにかで割ってあるもの。

フォト



そんなことで、今回も大満足で〆たのだった。

フォト



そんなこんなを綴っているうちに雨も小降りになってきた。


3時ごろには晴れる予報だそうだ。


なので日記を〆る。

〆の歌は藤井壮太棋士の八冠達成を祝ってカンパチの歌。

奇蹟の達成を伝えるニュースでは、カンパチの刺身を8%引きで売り出したスーパーの賑わいが紹介されていた。

こっちのカンパチはお魚でなくて、環八の歌。

松任谷由実 - カンナ8号線 (Live 1990)


https://www.youtube.com/watch?v=i_T4U5gaD90&pp=ygUk44Kr44Oz44OK77yY5Y-357ea44CB5p2-5Lu76LC355Sx5a6f
7 38

コメント

mixiユーザー

ログインしてコメントを確認・投稿する

<2023年10月>
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031    

最近の日記

もっと見る