社畜の悲しさ、始発出勤でも間に合う朝4時には目が醒めた。
二度寝して5時半に起床。
昨日、ファミマで購入しておいたお握りを食べる。
何気に富山である。
6時過ぎにチェックアウト。
富山地方鉄道電鉄富山駅へと移動する。
改札前で、らいちょうキッチン謹製「とろろ昆布のおにぎり」なるものを販売していたから購入する。
コインロッカーに入れる500円玉が欲しかったので丁度良い。
6時38分発岩峅寺行きの改札が始まったので、ホームに出る。
車輛は富山地方鉄道10030形、元京阪3000系でオリジナルのぼり京阪特急色。
京阪特急マークも取り付けられている。
撮り鉄していたら、6時40分発の宇奈月温泉行きも入線して来た。
此方は富山地方鉄道16010形「アルプスエキスプレス」で、元西武5000系「初代レッドアロー」である。
此方も散々と撮り鉄をして、宇奈月温泉行きに乗車する。
車内は2011年に水戸岡鋭治によって大幅にリニューアルされている。
なので、オリジナルに近い普通の座席に座る事にした。
富山地方鉄道の鉄道線に乗車するのも2012年9月以来11年振り。
京阪3000系「京阪3000系最後の夏」シールラリーで、富山地方鉄道立山駅へ行くのに乗車して以来だ。
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1869915475&owner_id=5677348
この時も、京阪特急色の10030形に乗車し、狂喜していた。
稲荷町で不二越線と別れて行く。
10030形の岩峅寺行きが発車して行った。
雨は上がっているが、空はどんよりとしている。
折角の豪華特急車輛なので、電鉄富山駅「らいちょうキッチン」謹製「とろろ昆布のおにぎり」を頂く。
これは絶妙なお握り。
売っていたら、必ず買わねばならないだろう。
常願寺川を渡り寺田に到着。
ホームがY字形に別れ立山線と分岐する。
ここから先、終点の宇奈月温泉までは初めて乗車する。
この辺りは、海沿いに走る北陸本線に比べて大分と内陸部を走っている。
のどかな田園風景を走り、上市に到着。
上市ではスイッチバックし、立山連峰に背を向けて滑川へ向けて一直線。
中加積で列車交換待ち。
段々と住宅などが増えて来る。
西滑川を過ぎるとあいの風とやま鉄道、旧北陸本線へと迫って行く。
中滑川を過ぎ滑川に到着。
地方の私鉄に乗車し、JRとの接続駅に来るといつも思う。
JRの駅は、構内が広くホームも長大で風格がある。
地方私鉄のホームなど遊園地の遊戯鉄道に見える。
浜加積を過ぎると車掌が検札に来た。
その際に「次の早月加積でも2分程停車するので、是非写真を撮って下さい」と案内された。
私も乗り鉄人生は長いが、こんな案内された記憶は無い。
早月加積で交換。
撮り鉄をする。
魚津の市内を走り、早月川を渡ると魚津水族館が見える。
ペンギンの壁画が可愛い。
西魚津を発車すると古めかしい高架を上がる。
いつも北陸本線から眺めていた、レトロな高架橋。
漸く、乗車する事が出来た。
電鉄魚津に到着。
可愛いゆるキャラのイラストが貼られている。
ミラたんと言うらしい。
高架を下り新魚津に到着。
あいの風とやま鉄道、旧北陸本線と接続する。
電鉄石田を過ぎるとあいの風とやま鉄道、旧北陸本線を越えて宇奈月温泉へと向かう。
電鉄黒部に到着。
4分停車するので撮り鉄をする。
黒部市内を縦断する。
長屋の駅裏には銀盤酒造の酒蔵がある。
伏見の、大きな酒蔵の様にインパクトがある。
すぐに新黒部に到着。
北陸新幹線に接続しているから、新しく出来た駅なのだろう。
新黒部を出るとすぐに舌山。
新黒部と舌山の間には、富山県の初代県令である国重正文の私邸「松桜閣」がある。
一度、黒部や魚津の町も散策してみたい。
黒部の町を過ぎ、浦山を過ぎると、段々と山が迫り上り勾配になって来る。
黒部川も迫りいよいよ山、中へと入って行く。
そして、車窓が拓けて来たら終点の宇奈月温泉。
8時30分の到着。
かなり雨が降っている。
次に乗車する黒部峡谷鉄道の宇奈月駅までは200m程離れている。
雨の中、宇奈月駅まで歩いて行く。
9時発の欅平行きを待つ行列で改札前は物凄い混雑。
中国人の団体も多い。
我々が指定しているのは9時21分発だから、2階にある展望室へと移動し待機する。
8時50分に改札を開始するから、その列がなくなってから、改札前に並ぶ。
黒部峡谷鉄道は定員制ではあるが、座席は全て自由席なので、並んでおかないと良い座席を取る事が出来ない。
宇奈月から乗車の場合、圧倒的に右側の座席でなければ良い車窓を眺める事が出来ない。
9時10分に改札。
列車へと急ぐ。
乗車券には、乗車する号車が指定されているだけである。
今回指定されているのは9号車のリラックス客車。
窓も、ちゃんとした座席もある普通の客車。
2人掛けシートと1人掛けシートが並ぶ、軽便鉄道でよくあったであろう客車。
黒部峡谷鉄道も762mmの軽便鉄道である。
なので機関車もかなり小さい。
9時21分、定刻に発車。
駅を出てすぐに新山彦橋を渡りトンネルへと入っていく。
軽便鉄道で小さく台車も上等ではない上に、線路も工事用のトロッコや貨車が走る事を前提に建設された低規格な路線。
台車から響いてくる振動に、まなにゃーさんも驚きが隠せない。
トンネルを抜けると遠くに宇奈月ダムが見え、ダム湖であるうなづき湖の湖畔を走る。
更にトンネルを抜けると柳橋に停車。
関西電力専用駅のため、一般客の利用はできない。
黒部峡谷鉄道にはこの様な専用駅が多数ある。
駅に隣接して、西洋の城郭の様な新柳河原発電所が見える。
ここで宇奈月方面への列車と交換する。
柳橋を発車して、黒部川の急峻なV字谷が織りなす人跡未踏の峡谷を走る。
急カーブが連続し、台車がキィキィを激しく音を鳴らす。
ダム湖の為に川を渡れなくなった猿の為の吊り橋であるサル橋が見える。
運が良ければ橋を渡る猿を見る事が出来るそうだ。
更に進むと崖下に赤い頭巾を被せた石が見える。
仏石と言われ自然の岩石が、仏様のお姿に似ていることから名付けられたそうだ。
確かに仏様に似ている。
関西電力専用駅である森石を過ぎるとすぐに黒薙に到着。
この駅は客扱いをする駅で、駅員もホームにいて、何人かの降車客があった。
この駅で貨物専用の黒薙支線が分岐している。
黒薙を出ると90度にカーブし、鉄橋を渡りトンネルへと入っていく。
余りにも急なカーブの為にトンネルへ進入する機関車が見える。
橋を渡ると今来たばかりの黒薙のホームが見えた。
トンネルを出るとすぐに関西電力専用駅である笹平に到着。
ここでも停車をする。
峡谷に沿って右に左にカーブするから、先頭車輛がよく見える。
出し平ダムが見える。
そして関西電力専用駅である出平に到着。
出平を出て更に急峻な峡谷は続く。
今まで色々とトロッコ列車にも乗車してきたが、流石の私もここまでの路線には乗ったことがない。
大きな屏風のようにそそり立つ、ねずみ返しの岩壁が見えてくる。
案内放送でカメラのフレームに入りきらないと注意があった。
そして黒部川第二発電所が見えてくる。
人間の英知により、人を寄せ付けぬ大峡谷にこれだけの電力開発を行った先人達の苦労が偲ばれる。
昭和11年に完成した時は東洋一の発電所と言われ、富山県の建築百選にも選ばれている。
黒部川第二発電所を過ぎると関西電力専用駅である猫又に到着。
発電所へ通じる支線が分岐する。
黒部川の対岸にある発電所を「目黒橋」で渡るが、はしごを横に倒したような形式の橋で極めて珍しいものであると言う。
猫又のホームに進入していくが、カーブがきつく先頭が良く見える。
「猫又」の由来は妖怪の猫又では無く、その昔に猫に追われたネズミがどうしても岸壁を登れずに引き返したことから来ているそうだ。
追ってきた「猫もまた、猫も又…」同じように引き返したためこの付近は「猫又」と呼ばれるようになったと言う。
何れにしても猫好きには聖地とも言える駅名ではなかろうか。
猫又を過ぎてしばらく行くとトンネルとトンネルの間に鐘釣橋を渡る。
ここから見える景勝地は、昭和3年に久邇宮邦彦王が「錦繍関(きんしゅうかん)」と名付けられた。
紅葉期にはとりわけ美しい景観が見られるとの事で、またその季節にも乗車してみたいものだ。
トンネルを抜け黒部川が進行方向左側に来ると鐘釣に到着。
宇奈月行の列車と交換するが、ホームには物凄い数の乗客が待っており、ラッシュ時の駅の様だ。
鐘釣はスイッチバック式の駅の為、いったんバックしてから発車する。
発車すると、黒部万年雪が沿線にあるのだが残念ながら列車からは確認出来なかった。
百貫山に降った雪が落ちて蓄積し夏でも解けずに残っている。
ウド谷を渡る。
今は水量が少ないが、多いときはかなり迫力のある眺めであると言う。
また、雪崩が発生する場所でもあり11月30日に営業を終了すると、冬の間は線路も架線も取り外し、トンネルも扉で塞いでしまうそうだ。
そうして、関西電力専用駅である小屋平に到着。
小屋平ダムが見える。
ここで交換を行う。
小屋平を発車すると、欅平。
10時30分の到着。
業務用の列車が職員を乗せて発車して行った。
少し早いが、駅2階にあるレストイン欅 (欅平駅食堂)で昼食を取る。
雷鳥をモチーフにしたランチョンマットが可愛い。
名物の特選峡谷ラーメンを頂く。
折り返しの列車まで少し時間があるので、周辺を歩いてみる。
流石に猿飛峡などへ往復する時間はないので、駅出てすぐの所にある人喰い岩へ行ってみた。
岸壁が大きく口を開き人を飲み込むように見える、まなにゃーデックスさん好みの名所。
欅平のシンボルとも言える存在である。
その後、駅構内のお土産屋を巡る。
欅平発11時46分の宇奈月行に乗車。
帰りの列車は自由席なので、開放感溢れる車輛。
幸いな事に空いていた。
貨車を連結した業務用の列車が通過していく。
観光客には解放されていないのだが、この先にも線路は続いている。
発車したら、駅員が見送ってくれた。
激しい峡谷を眺めながら列車は進む。
幸いにも天気は回復に向かっていた。
釣鐘も人は少なく、乗車は無かった。
錦繍関を渡る。
車窓に猿も見えた。
猫又で交換。
レトロ調に塗り替えられた客車だった。
曲がりくねった路線からは先頭の機関車が見える。
出し平ダムを眺める。
笹平でも交換。
仏石
を眺めてサル橋の近くまで来たら、猿がいた。
うなづき湖が見えてくると、湖畔に建つ、ヨーロッパの古城の様な新柳河原発電所。
それだけでも燃える展開だと言うのに、ナローゲージの専用線が直接乗り入れる。
これに勝るものは中々無いだろう。
執着の宇奈月には13時4分着。
駅前に、L型のレトロな機関車が展示していた。
貴重な鉄道遺構である。
宇奈月温泉駅へ向かう途中に、足湯「おもかげ」なる施設があった。
折角なので足湯を楽しむ。
そして宇奈月温泉駅前にある「ガチャガチャ山のポン太」にて、温泉むすめ「宇奈月明嶺」を応援する。
戦利品。
宇奈月温泉から富山地方鉄道に乗り換える。
13時47分発の電鉄富山行。
車輛は17480形、元東急8590系でロングシート車。
これで1時間以上の乗車は辛い。
ホームの隣では、黒部峡谷鉄道の機関車が入れ替え作業を行っていた。
先程の雷鳥ランチョンマットと同じデザインのラッピングをした14760形が停車している。
願わくばこちらに乗車したかった。
新黒部でかなり下車する。
宇奈月観光の客が、新幹線で帰るのだろう。
上市では京阪カラーの10030形が停車していた。
寺田には15時2分着。
15時4分発の立山行きに乗り換える。
車輛はなんと、元西武5000系の16010形でアルプスエキスプレスに改造されていないオリジナル車輛。
車内の座席も当時のまま。
私はこれを求めていた。
出来たら立山まで乗車したかったが15時22分、岩峅寺で下車。
走り去る16010形を撮り鉄する。
次の列車は15時50分発電鉄富山行き。
既に列車は停車していた。
車輛は14760形。
今回、初めて乗車する車輛である。
少し時間があるので周辺を散策。
岩峅寺の駅舎は1921年(大正10年)の、開業当初のものと言われている。
なかなかの風格である。
立山からやって来た電鉄富山行を撮り鉄する。
そして、岩峅寺発の電鉄富山行に乗車。
上堀からはまた雨になった。
稲荷町にある車輛基地稲荷町テクニカルセンターには既に西武10000系「ニューレッドアロー」が既に入線していた。
富山で少し時間があったから、土産物屋などを巡る。
そして16時56分北陸新幹線「はくたか567号」金沢行きに乗車。
金沢には17時18分着。
余りにも早い。
17時31分発の特急「サンダーバード40号」大阪行きに乗車。
呑み鉄と洒落込む。
富山駅「源」の駅弁「雷鳥の歌」
更に金沢の「芝寿し」の笹寿司、しかもプレミアムな炙り鰤などを頂く。
酒は金沢百万石ビールに、砺波の地酒「若鶴」の辛口「玄」純米。
今日の戦利品。

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