ローザマインに一目惚れしたが、自分勝手な思い込みで、ツェントになって助けるという思いから、早々とラオブルートに言われてシュタープを手にする。
このへんすこし考えれば、ラオブルートの言ってることは間違ってると気がつく。
べつに属性がうんたらとかあるけど、そもそもシュタープを手に入れただけで、今すぐにツェントに成れるわけありません。
貴族院を卒業してない未成年なのに、なんでツェントになれるの?
実際成人してツェントになって、王命によってローゼマインを助けるにしても、数年後の話です。
早くても貴族院を卒業した後の話にもかかわらず、未成年の自分ではどう足掻いても無理な話です。
でも、そこまで具体的に考えずに、シュタープを取ればツェントになって、貴方様の想い人でありローゼマイン様を助けることができますよなんて言われたら、そっか、なら取得しようと考える。
助けてほしいとも言われてもないし、なにをどう助けて欲しいのか分かってない。
なにせ本人から本音を聞かされてませんから。
この辺りはアナスタージウスがいい例で、エグランティーヌが王族に戻りたいと考えてるから、贈り物すれば簡単に自分に靡くのでと考えてる。
本人がそう望んでるのか確かめることなく、そう思い込んでるのから面白いですね。
しかも、自分で心内を聞かずに、他人を使って聞き出そうとしてるあたりも、ヘタレです。
で、ヒルデブラントは自分で勝手に思い込んでる痛々しいキャラクターなのか。
婚約者のフェルディナンドについても悪態を付いてる。
そのへん元婚約者だったマグダレーナが、悪口を風潮してることを信じてる。
自分勝手に婚約を破棄して、フェルディナンドのことも分からず優しくもない男だと決めつけるものおかしなものです。
ヒルデブラントは自分にとって都合の良いことを信じるあまりに、現実を見ようともしなかった。
結果、成人するまでツェントに成れるはずもないという、初歩的なミスを犯してる。
王命がどうたらと言う前に、そのれまでにローゼマインは星結びをしており、どうすることもできない。
自分本位な欲望によって、彼女の気持ちを蔑ろにしてまで、娶りたいという気持ちのほうが迷惑だと気がついてない。
ローゼマインが本意気で好きです。
結婚してくださいと気持ちを打ち明けてくれてるのであれば、いいのですが……。
だいたい本狂いで妖怪本スキーの変わり者ですから、「わたくし、本と結婚したいです」と真顔で言う狂った女ですから、そんな言葉をいう可能性は低い。
ゆえに、恋なんてしないだろうね。
かわいい弟くんとしか見てないでしょうから。
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