カエル日記【その15】

3日ごとにカエルさん達に餌をあげているのですが、昨日うっかりやるのを忘れたので今日あげました。
モリアオガエルのモリさんとモリ君は元気。人工餌に秒で食いつき、もりもり食べる。
アマガエルのアマさん大小2匹のの食欲が落ちている。以前は人工餌を食べたのに、ここのところ、一応食いつくそぶりを見せるものの、食べない。
小さい方はコオロギなら食べるのですが、大きい方はコオロギすら食べない。コオロギのことは認識しているようなのですが、近くに来ると「パクッ」と口を開けるだけ。以前は飛びついてたのに・・・。コオロギをピンセットでつまんで口元に持っていくと、手で払いのける。どうしちゃったんだよ。
マサは「そろそろ寿命が近いんじゃないか」などと不吉なことを言うのです。そうなのかなあ。

シュレーゲルアオガエルの大きい方は、人工餌もコオロギも食べて元気いっぱい。飼育ケースから餌やりケースに移しても逃げようとしない、いい子です。
シュレーゲルアオガエルの小さい方は、来たときからそうですが、人工餌は頑として食べない。
そこでいつも、コオロギに人工餌を巻きつけて与えるのですが、今日は口に入ったのがコオロギの外側の人工餌の一部だけだったみたいで、飲み込んだ後「騙された・・・！」という顔で固まってました。
それだけでは少ないので、衣のもげたコオロギを与えたら、しばらくは反応がなかったですが、時間を置いたら食べました。食が細くて痩せているので、食べてくれると安心します。

つぶやきにも書きましたが、モリアオガエルの飼育ケースに入れているポトス（観葉植物）が、入れた当初は上に向かって伸びていたのに、モリさんとモリ君に踏み潰されて、ぺっちゃんこになってしまいました。
枯れたわけではないのですが、なんかかわいそうなので、ポトスを増やすことにしました。
増やすポトスは、何ヶ月か前に土に植えて大きくなったやつを切り取って、水栽培で根っこを出させたものです。時間さえかければ自分で調達できます。

モリアオガエル以外の4匹の入っているケースには、小さいサイズのポトスを入れているのですが、これも好評のようで、よく皆葉っぱの上に乗っかっています。やつらは体重が軽いのでポトスはぺっちゃんこにならない。
小さいポトスは水栽培のものしか手元にないので、これも土に植えて増やそうと思います。

そういえば、アマガエルは2匹ともオスで、シュレーゲルアオガエルは2匹ともメスなので何も問題ないのですが、モリアオガエルはオスとメスなのです。
繁殖期に捕まえてきたオスのモリ君は早速メスのモリさんに乗っかり、片時も離れなかったので「繁殖したらどうしよう」とマサに言ったら「オタマジャクシになったらいくらか残してあとは元いた場所に放しに行く」などと言っておりました。
マサはカエルでもクワガタやカブトムシでも、捕まえるのは好きですが、世話をするのはいつも私なのです。
オタマジャクシの世話なんてできないよー、と思っていたのですが、モリさん達は環境のせいか、卵を産むことはなく時は過ぎ去り、モリ君はモリさんの背中から降りました。ああ、よかった。ポトスの葉っぱの先にお風呂（水を溜めた容器。モリさん1匹分くらいのサイズ）があるので、そこに落ちるように無理やり卵産んだらどうしようかと思ってたので・・・。
モリさんもモリ君も体に異常はないようです。ああ、本当によかったあ。

カエルは犬猫と違って「触れ合う」ことがほとんどできないのですが、植物の上でくつろいでいる姿を眺めたり、餌に食いつく様子を見守ったりするのが楽しいです。
ポトスを育てるのも楽しいです。水栽培の容器を洗面台のところに置きすぎて、掃除の時大変ですが・・・。
でも、家の中にカエルがいて緑があるのは心が和みます。これからも環境に気を配って、大切に育てたいと思います。