鹿沼市は、宇都宮市の西側にある、人口9万1千人ほどの市です。
園芸用の鹿沼土の産地と知られていますし、
その関係で皐月でも知られていると思います。
この鹿沼市に、僕が就職したばかりの頃に通っていた市でもあります。
その頃はバスで通っていましたが、概ね45分位だったと思います。
この鹿沼行きのバス、正確には東武日光線の新鹿沼駅行きですが、
行き先表示に「シウマイ餃子ライン」とのショルダーネームが付いているのに、
少し前に気が付きました。
どうやら昨年秋頃から始まったようなのですが、
最近は鹿沼行きのバスに乗っていないので、気が付きませんでした。
鹿沼市では、最近シウマイの街として売り出しています。
餃子の街として知られた宇都宮とタイアップして売り出そうとしているのでしょう。
鹿沼市がシウマイの街を標榜するに至ったのは、
横浜の有名な崎陽軒の創業者が鹿沼市の出身だった事にちなむものです。
そのため、特に美味しい焼売の店が沢山ある訳ではないようです。
もっとも、1年近くの間で、
美味しい焼売を食べられる店が出来ているかも知れませんが。
焼売はやはりシュウマイと読むのだと思うのですが、
鹿沼市ではシウマイと表記しています。
それだけでなく、崎陽軒でもシウマイと表記しています。
初代社長の野並茂吉氏(旧姓:渡辺 1888年〜1965年)は、
鹿沼市北西部の加園地区出身だったのですが、
訛りがあって、焼売を「シュウマイ」とキチンと発音できず、
「シーマイ」と言っていたのですが、
これが本場中国の発音にとてもよく似ていたと褒められたことから、
「シウマイ」と表記するようになったのが理由のようです。
崎陽軒のホームページを見てみたら、
有名な弁当は「シウマイ弁当」と表記されていました。
鹿沼市のシウマイの街づくり、
その名称に合うような美味しい焼売が食べられるようになるか否かが、
成功するかどうかのカギのような気がします。
上手く行くと良いですね。
【今日の一句】
今さらね あと20年 若ければ
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