ワグネル、ポーランド国境に接近 移民装った越境に警戒
2023年7月30日 18:29
ポーランドのモラウィエツキ首相は29日、隣国ベラルーシを新たな拠点とするロシアの民間軍事会社ワグネルの戦闘員100人以上がポーランド・リトアニア国境近くに移動したと明らかにした。「状況はさらに危険になってきた」との認識も示した。ポーランド・メディアが伝えた。
モラウィエツキ首相は「ベラルーシ(西部)のグロドノ付近、スバウキ回廊の方面にワグネルの雇い兵100人以上が移動したとの情報がある」と語った。「ポーランド領へのさらなる(軍事力と非軍事力を組み合わせた)ハイブリッド攻撃につながる」と警戒を強めた。
同首相によると、西進したワグネルの戦闘員には中東やアフリカからの不法移民がベラルーシからポーランドに侵入するのを助ける目的がある。戦闘員が不法移民を装って国境を越え、ポーランド情勢を混乱させる懸念もあるという。
スバウキ回廊はポーランドとリトアニアの間にある長さ約100キロメートルの国境地帯で、ロシアの飛び地カリーニングラードとも隣り合う軍事的要衝だ。有事にはロシアが北大西洋条約機構(NATO)に加盟するバルト諸国とポーランドを分断するために攻撃する可能性が指摘されている。
ワグネルは6月下旬にプーチン政権に対する武装蜂起が失敗した後、約1万人の戦闘員をベラルーシに向かわせたと報じられた。ウクライナとポーランド両国の国境に接する西部ブレスト州などでベラルーシ軍との共同訓練を実施し、威嚇を強めている。
ロシアは現ウクライナ領の支配権を巡りポーランドと歴史的に対立してきた。プーチン大統領は29日、記者団に「ポーランドとリトアニア、ウクライナの合同部隊」がベラルーシとの国境地域に投入される計画があると述べた。ポーランドによるウクライナ西部奪取の始まりになるなどと主張した。
ロシアのウクライナ軍事侵攻では、ドローンやミサイルによる攻撃の応酬が続く。ロシア国防省によると、30日早朝、モスクワに向けて3機の軍用無人機(ドローン)が飛来した。このうち1機は市郊外で、2機は市中心部でそれぞれ撃墜された。ビジネス街の建物が軽い損傷を受けた。「ウクライナ軍の攻撃だ」としている。
一方、ウクライナ内務省によると、同国北東部の都市スムイが29日にロシア軍のミサイル攻撃を受け、少なくとも民間人1人が死亡し、5人が負傷した。同日にはウクライナ南部の都市ザポロジエにもミサイル攻撃があり、男女2人が死亡、女性1人が負傷した。
ウクライナ軍が反転攻勢を強めている東・南部の情勢を巡っては、ウクライナのマリャル国防次官が29日、通信アプリ「テレグラム」で、東部のバフムト周辺やザポロジエ州の戦地で一定の前進があったと伝えた。
これに対して、プーチン大統領は29日、「2日前のような(ウクライナ軍の)活発な軍事行動は見られない」と述べ、全方面で攻撃を阻止していると主張した。ウクライナの急襲部隊が戦闘能力を回復するために前線を離れたとの見方も示した。
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR3013P0Q3A730C2000000/
ウクライナ軍をポーランドとバルト3国が支援しています。
国境に張り付く事で、牽制しているのでしょう。
バイデンが万が一攻撃を受けた東欧諸国を支援するか見ものですw
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