東アジアの命運を、日本の命運を、変えかねない、正念場である。
インドネシア、といっても、ほとんどの日本人はピンと来ないだろうが、
天皇皇后両陛下 インドネシアに到着 19日に大統領夫妻と会見
2023年6月17日
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20230617/k10014102211000.html
今上初行幸に選んだ国だ。日本政府はインドネシアを最重要と判断したわけだ。
なぜか? これだ。もうすぐイギリスを抜くのだ。
2012年9月18日
インドネシア経済、2030年までに英国抜く可能性=マッキンゼー
https://jp.reuters.com/article/tk8199238-indonesia-economy-idJPTYE88H05I20120918
インドネシア、OECD加盟へ=ASEAN初
(時事通信社 - 07月28日 19:01)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=4&from=diary&id=7506046
これがどれくらい急スピードか?
GDP
1位 アメリカ _26,854,600(百万ドル)
2位 中国 _19,373,586
3位 日本 4,409,738
4位 ドイツ 4,308,854
5位 インド 3,736,882
6位 イギリス 3,158,938
16位 インドネシア 1,391,778
16位のインドネシアが、将来、6位のイギリスを超える。
なぜか?、これがエンジンだ。
人口
1位 インド 1,428,630,000人
2位 中国 1,419,827,000
( EU 444,986,729)
3位 アメリカ 332,382,700
4位 インドネシア 270,625,600
11位 日本 125,927,902
21位 イギリス _68,045,800
人口である。
イギリスのEU離脱が、どれくらい、愚かな売国行為だったのかが判る。
4億人のマーケットを捨てた7千万人の国は、2億7千万人の国に負けるのだ。
もうすぐ、インドネシアは日本のライバルになる。
誤解の無いように。悪い事ではない。
言い方を変えれば、中国の仮想敵国に浮上するんだから。
東シナ海の日本と、南シナ海のインドネシアが組んで、北と南から台湾を守る。
この同盟が成立できれば、日本も一安心である。
ただし、それは、インドネシアが途中でチョンボをしなければ?だ。
EU離脱したイギリスみたいなチョンボをすれば、「イスラム圏初の先進国」は、夢と消える。
未来があったのに、チョンボして、全てを台無しにする国は、昔からある。
共産主義革命のロシアもそうだが、
これまた知られてないが、経済史上の不思議・アルゼンチンという国があった。
19世紀末、世界中の経済学者は、南米アルゼンチンを未来の先進国と予想していた。
戦争も無い、民族対立も宗教対立も無い、人口は多い、農業が盛ん、資源も豊富、文化も高水準、非の打ち所が無かった。
当時の日本より進んでいて、首都はヨーロッパ同然だった。
しかし、共産主義でもないのに、ペロン主義という大衆迎合主義=ポピュリズムで福祉バラマキ政策をとって、あれよあれよという急スピードでハンパーインフレになり、完全に経済が崩壊する。
その後、正反対のネオリベ超緊縮政策をとったら、回復どころか、ますます経済が狂ってしまう。
福祉も、ネオリベも、過剰だと経済をボロボロにする。
バラ色の20世紀のはずが、暗黒の20世紀になり、なんと100年間、回復してない。
インドネシアにもアキレス腱がある、やっぱり、イスラムである。
経済成長は、イデオロギーを捨てないと出来ない。
イデオロギーは、損得計算を超えた、計算不能な価値を尊重するからだ。
共産主義もダメだし、戦前日本のような皇国史観、軍国主義もダメ。
ポピュリズムもダメだし、イスラム原理主義もダメだ。
イギリスのEU離脱も、ナショナリズムの暴走で、経済的に大損害である。
イランだって、テヘランはほとんどヨーロッパの街並みだったのに、イスラム革命で自由も経済成長も失った。
ポルノの自由がない国に、経済成長は難しい。
インドネシア人の決める話だが、
ナショナリズムを捨てて、高度経済成長を選んだ日本になるか?
ペロン主義で、100年の暗黒に沈んだアルゼンチンになるか?
ほとんどヨーロッパだったのに、宗教警察が頭髪を出した女性を殺すイランになるか?
その判断次第で、日本は中国に対抗できる同盟国を得られるか?失うか?が決まる。
■インドネシアが「X」に改名したツイッターをブロック 2000万人以上に影響か
(Sirabee - 07月30日 09:30)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=202&from=diary&id=7507568
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