ウェーベルン夏風は間に合わず、モーツァルトのHr協4から。とはいえドールさんお上手ですね以上の感想は無し。
ギルバートはおらが街の指揮者として3年間酷い目に遭って来たが(詳細は過去の日記参照)、あれは露骨に指揮者を舐める悪癖のあるあのオケだからの可能性もある、首席客演だかのタイトルを持っているこのオケとだったら、と期待したが…
まあ、あっちよりかは遥かにマシだが、出禁状態を解除する必要は無いかなあ、という気も。全般的にフォルテ気味、即ち強弱・動静のグラデーションのレンジが狭い。オーケストラのベンチマークテスト以上の、自然への畏怖、超絶存在への帰依等々、Antichrist的気概、これらがまさに自分がこの作品を特に好きな理由なのだが、きれいさっぱり捨象されてる。あらら。
唯一の収穫はドールの首席ホルンパート。これは目から鱗。他のパートの貧しさは際立ってしまったが、それでも聞き物だった。
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