ザ・フラッシュ／アクロス・ザ・スパイダーバース観てきたよ

■ザ・フラッシュ
原題はTHE FLASH。面白かった。基本、ギャグ作品でお笑いシーンの連続。主人公のバリー・アレンも、振り切った変顔をたくさん見せてくれました。パンツ脱いで全裸にもなったし。DC映画シリーズを知らなくても、なんとなく分かるようになってます。分からんかったのはクレジット前のカットの意味。見終わってから調べてようやく分かりました。しかし問題点もある。ひとつは、せっかく新登場したスーパーガールことカーラが、いいとこなしの負けっぱなしで終わってしまったこと。可哀想だろうがよ……。別の映画で出番有るといいのにね。顔は可愛いのでまた出て欲しい。そういえば単発バットマンに出てたキャットウーマン候補も非白人だったっけな。あとはラストの展開、バリー･アレンの行動が後ろ向きなんですよ。普通は逆の方向に動くものです。別にそういう方向性の話が嫌いなわけじゃあ無いのですが、お笑い多めのヒーロー映画に似つかわしくないんですよ。スカッとしないんです。反対する人多かったと思うのですが、よくこの脚本通ったな。とはいえあっという間に2時間、時間を忘れて楽しみました。マンオブスティールとかジャスティスの誕生よりかはよっぽど楽しかったですよ。

■スパイダーマン：アクロス・ザ・スパイダーバース
原題はSPIDER-MAN:ACROSS THE SPIDER-VERSE。まんまですね。マルチバースのスパイダーが何百人も登場してわちゃわちゃするお祭り映画です。でもたぶん地獄からの使者スパイダーマッは出て無かったと思う。次作に出るんですかねえ。せつないのはスパイダー･グウェンの台詞『グウェン・ステイシーは、どの世界でも必ずスパイダーマンに恋をする』。でも、最後は哀しい結末になる……と続くんですよ。恋心に自覚があるっちゅうことですよね。『ステイシーは捨て石』という格言が頭をよぎります。で、次作ビヨンド・ザ・スパイダーバースでも彼女に困難が降りかかることの予告でもあるわけです。ただし、『スパイダーマンにつきものの悲劇』に抗うと決めたのがこの映画の主人公マイルス・モラレスなので、ハッピーエンドになって欲しい。たとえ、別れも愛のひとつだとしても、ですよ。ビヨンド、いつやるんだよ！　レオパルドンは良い役で出るんじゃなかったのかよ！　続き、はよう！！！！