崇徳院が百人一首に残した作品は、、、
♪ 瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢わむとぞ思ふ
です。
読みは、
♪ せをはやみ いわにせかるる たきがわの われてもすえに あわんとぞおもう
となります。
これは恋の歌です。
瀬をはやみ (川の浅瀬の流れが速いので)
岩にせかるる (岩にせき止められる)
滝川の (滝のような急流が)
われても末に (2つに分かれても、その先では)
逢わむとぞ思ふ(また1つになる)
☆文法解説
1句:《はやみ》
https://note.com/joplinjp/n/nd267d0b6a4be
上の句「瀬をはやみ 岩にせかるる 滝川の」が、序詞
(じょことば)
https://note.com/joplinjp/n/nd719024253e7
この序詞は、下の句の「われても」を引き出しています。
また、3句「滝川」は、「男女の仲が急流のように激しい」ことの意味も含んでいます。
4句「われても」は、川の流れが岩によって2つに分かれることと、
男女の仲が引き裂かれることの2つの意味を含んでいます。
5句「逢わむとぞ思ふ」は、2つに分かれた川の流れがまた1つになることと、
男女が再び逢うことの2つの意味を含んでいます。
・・・川の浅瀬の流れが速いので、
・・・岩にせき止められる滝のような急流が、
・・・2つに分かれても、その先ではまた1つになる。
・・・その急流のように、激しく愛し合う私たち2人は、
・・・邪魔をされて引き裂かれようとも、また逢おうと思う
若き日の崇徳院の恋を邪魔して、2人の仲を引き裂こうとしたのは
一体、誰だったのでしょう?
☆超訳マンガ
https://youtu.be/NRzBUJ0Pmek
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【崇徳院】
https://note.com/joplinjp/n/n9ab3423c82de
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