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2023年06月30日10:21

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百人一首73番:前中納言匡房の作品

前中納言匡房が百人一首に残した作品は、、、

♪ 高砂の 尾上の桜 咲きにけり 外山の霞 立たずもあらなむ

です。

読みは、

♪ たかさごの おのえのさくら さきにけり とやまのかすみ たたずもあらなん

となります。

この歌は、藤原氏師通(ふじわらのもろもみち)の屋敷で

花見の宴が催されたときに詠んだものです。

1句「高砂の」は、兵庫県高砂市ではなく「高い山の」という意味です。

2句「尾上の桜」は、「峰の上」、つまり「山頂」の桜を意味しています。

3句「咲きにけり」
   「けり」
   詠嘆の助動詞
https://note.com/joplinjp/n/nfdd2747959f2

4句「外山の霞」の「外山」とは、深山(みやま)に対する言葉で、

人里近い山を意味します。

5句:打ち消しの助動詞
https://note.com/joplinjp/n/n73a48c2ff559
5句「立たずもあらなむ」の「なむ」は、願望の終助詞です。

「立たないで欲しい」という意味になります。

高砂の     (高い山の)
尾上の桜    (山頂の桜が)
咲きにけり   (咲いているナァ)
外山の霞    (人里近い山の霞よ)
立たずもあらなむ(どうか立たずにいて欲しい)

なぜ、霞が立たないで欲しいのかというと、

人里近い山の霞が立つと、高い山に見えている桜が見えなくなってしまうからです。


こんな解釈もあります
https://youtu.be/R_EWYfM73o4



https://vt.tiktok.com/ZSLGcFfrm/




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【前中納言匡房】
http://mixi.jp/view_diary.pl?id=1829301360&owner_id=37979390



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