閉ざされた部屋｜魔獣戦線イベント

【TRPG感想】
先日は水無月さんがGMの魔獣戦線イベント(注1)でした。
セッションは残念ながら人数がそろわず突発のイベントを水無月さんが実施してくれました。
ぷち連作っぽい「運命の乙女」イベントですが、基本的には短時間でさくっと遊ぶゲーム。
がっつり遊ぶほどではないですが、久々に魔獣戦線で遊べて満足度は高かったです。

◆キャラクター紹介
■名前(PL名):片瀬川有希(カタセガワ・ユウキ)(雲)
性別/年齢/種族:女/外見20代/魔界の王女
クラス:魔術師
ゲーム的特徴:
キャラシーはこちら。
http://majyusen.web.fc2.com/char/hk/hk025.htm

空間転移、瞬間移動ができる＜空間使い＞。
一瞬でドレスに着替えたり、銃器を取り出したり、相手の武器を奪ったり、柔軟な戦い方が可能。

ロール的特徴:
ただそれよりも有希さんの真骨頂はかっこいいロールプレイ。
心の内に邪神を飼いつつ、愛しい夫と子のために戦うという二面性を持っている。
そのため優しくNPCに寄り添ったり、舌鋒鋭く敵を罵倒したりの両方に説得力がある。
キャーカッコイー！。

その他:
魔獣戦線ベテランの雲さんです。
他人を活かすトス上げのうまいロールプレイにいつも助けてもらっています。
これからもよろしくお願いします！

■名前(PL名):井面空(イノモ・ソラ)(エト)
性別/年齢/種族:男/外見13代/謎の少年
クラス:悪魔
ゲーム的特徴:
キャラシーはこちら。
http://majyusen.web.fc2.com/char/kight/RM15.htm#32

特殊な細胞を持ち、剣を生み出したり、筋力強化したりできる。
今回は使ってなかったけど毒のような搦手もできるらしい。

ロール的特徴:
事件フェイズで途方に暮れていたところから、いきなり現れた敵に剣で攻撃する温度差が衝撃的でした。
「人間」に興味をもつ空君にとって、今回の敵がどんな風に映ったのか興味深いですね。

その他:
魔獣戦線中堅（？）のエトさんです。
独特な感性を持つ空君の巧みなロールプレイに脱帽です。
引き続き、よろしくお願いします。

■名前(PL名):羽遠瞳(ウオン・ヒトミ)(フィロス)
性別/年齢/種族:男/40歳/犬妖怪の隔世遺伝
クラス:戦車
ゲーム的特徴:
キャラシーはこちら。
http://majyusen.web.fc2.com/char/hk/hk020.htm

常人には視認すらできない超高速体術と雷を使う前のめりな戦闘タイプ。
「変身」して戦うのがポリシー。
今回は魔獣が相手ではないので、本気を出さない＝変身しない感じで戦ってみましたが、どうでしたでしょうか。

ロール的特徴:
瞳のキーワードのひとつは「熱血バカ」なので、今回もツッコミ待ちなふるまいをたくさんできて面白かったです。
ただ、これはフィロス自身が別のセッションで言ったことですが、
「自分を下げる」と「相手を上げる」は紙一重なので、
GMの操るNPCを上げるためにただ負けるのも違うかなーと思いました。
まだまだロールプレイの奥は深い。

その他:
2004年から魔獣戦線に参加してるはずなので、魔獣戦線歴19年のフィロスです。
いつのまにか二十歳を迎えそうです。
水無月さんが一時休止されていたので心配でしたが、再開してくださったので、これからも頑張ります！

◆粗筋
魔獣戦線の退魔イベントは「依頼フェイズ」「事件フェイズ」「退魔フェイズ」の3フェイズに分かれるので、それぞれで軽く内容ふりかえっていこうと思います。

ただ、今回は「運命の乙女」という連作短編みたいになってるので、下記ページの設定もご参照いただけるとスムーズだと思います。
https://w.atwiki.jp/majyusupo/pages/283.html

■依頼フェイズ
「運命の乙女」の力で異空間に召喚された有希さん、空君、瞳の3人。
目の前にいる男装の麗人から概要を聞いて、お互い自己紹介したあたりで再度次の空間に飛ばされる。

「運命の乙女」の戦いに巻き込まれるのは二度目の有希さんがくつろいでるのがさすがです。
瞳は空君に「魔獣じゃないから楽勝だろ」とフラグを建設。

■事件フェイズ
3人がばらばらの空間に飛ばされる。

空君は地平線まで何もない歪んだ空間で、マスコットのチータマと2人ぼっち。
「何をしたらいいんだ」と途方に暮れかかったところ、急に現れた分身体の男を串刺しにして、さらに転移。

有希さんは同じような異空間だが、サングラスをかけた男が登場。
有希さんを挑発し、人妻の服を切りつけ、逆に返り討ちにあう分身。
実力と格の違いを見せつけつつ、有希さんも次の空間に転移。

瞳は、ヒロインである葉月ちゃんと今回の黒幕恭介のいる部屋に転移。
説得を試みるも当然空振りに終わり、「跪け！」と命令する敵の魔力に屈する。
GMが確定ロールにならないように「土下座しそうになり耐える」と描写してくれたんですが、、、。

■退魔フェイズ
瞳のPLであるフィロスが嬉々として土下座実行。
ちょうど有希さんと空君が転移してきて呆れられる。
フィロスは心の中でガッツポーズ(笑)。
有希さんが「本気じゃなかったんでしょ？」とフォローなのか前フリなのか絶妙なトスあげ。
ロールプレイがうまいです。

3人揃ったところで敵も本気を出し、戦闘開始。
イニシアチブダイスをふって、瞳→敵の恭介→空くん→有希さんと決定。

一応ゲームなので「敵の弱点」をつくと判定値が減るギミックなのですが、ここまであまり手応えはなし。
有希さんが戦ったサングラスの分身体が、実は目がないとか。
瞳が戦ったときに恭介のメガネを破壊しても効果がないとか。
ハズレはいくつか引いてました。
GMの演出から「視界」「目線」に意味がありそうだと感じ、瞳はその俊足を活かして背後に回る攻撃を実行。
それがうまくいき、さらにダイス目も2D6で11となり、敵に大ダメージを与えます。

恭介のターンで、ランダムダイスでもって瞳がターゲティング。
魔獣戦線のプチイベントは魔獣が相手の本番セッションと違い、10点中4点以下になると「心の敗北」というゲーム的な敗北状態になる。
直前のほぼ全力攻撃をした瞳がターゲットされると、なかなか難しい判定になる。
力の消費を最小限にするように考えて、さらにダイス目も助けになり、これを切り抜ける。

残り力1になった恭介に空君が剣で切りつけておしまいでした。

ヒロインである葉月ちゃんが「きゃー、有希お姉様ー！」と熱を上げるのを横目に見つつ、3人は元の空間に戻っていくのでした。

◆反省と考察
ロール:3点
ゲーム:4点
ストーリー:3点
ボーナス:4点

ロールはそれなり。
イベントだから、手加減した感じを出して負けられたのは面白かった。
ゲームは4点。
弱点発見もダイス目もラッキーだったけど、それはそれで楽しめたので。
ストーリーは3点。
基本的に単発なイベントですが、少しだけ連作っぽくて今後が楽しみ。
ボーナスは、久々の魔獣戦線に＋1点。

◯良かった点
・水無月さん復活
・フラグ立てから敗北から勝利までラッキーだった。

◯悪かった点
・ルールちゃんと読まないとなぁ。

個別解説！

・水無月さん復活
少し前に「少しセッションできなくなります」と宣言のあった水無月さん。
今回は人数が集まらずイベントになってしまいましたが、募集自体はセッションだったので、復活よかったです！

・フラグ立てから敗北から勝利までラッキーだった。
依頼フェイズの「楽勝だろ」というフラグ立て。
事件フェイズの「敗北して土下座」。
そして退魔フェイズの「弱点封印して、判定2回とも勝利」。
うん、これは美しい流れだった。
ラッキーパンチにめちゃくちゃ助けられたこともあったが、まあ、運も実力のうちということでひとつ。

・ルールちゃんと読まないとなぁ。
フィロスは基本的に魔獣戦線本番セッションがメインで、あまりイベント参加をしておらず、ルール読み込みが甘い。
「大成功による力の回復」とか完全にスルーしていたので、もっとちゃんと楽しむためにはルールを読み込まないとなーと感じた。
これは今後の反省点である。



という感じで、久々の魔獣戦線でした。
魔獣戦線やるたびに「久々の」とついてる気がするので、次は「久々」じゃなくできると嬉しいなぁと思います。
がんばるぞー、おー！







(注1)魔獣戦線：水無月さんが運営されている同名サイトで遊べるオンラインテキストセッション専用TRPG。
公式サイトはこちら。
http://majyusen.web.fc2.com/

「テキストセッション専用」と言ったが、実はボイセでやったらさらに時短できたりするんだろうか？
事件フェイズの3シーン同時進行とかできなくなるから、逆に時間延びるのかなぁ。
、、、とはいえ、テキストセッションだからできるロールプレイもあるので、
なかなか難しい問題ではある。