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2023年06月04日18:37

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夏椿・・・

 6月に入ると、何度か日記に書いてきましたので、
 長くお付き合い下さっている方はご記憶かと思いますが、
 我が家にある樹木は、山椒の木と夏椿だけです。

 我が家は30年近く前に建て替えましたが、
 それ以前の家には、僅かな庭もあり庭木が多少ありました。
 しかし、敷地面積が狭いため、総て処分してしまいました。
 設計士さんが、家の採光を考えて中庭を設けてくれましたが、
 何か樹木を植えた方が良いだろうと言う事になって、
 以前の庭の唯一の生き残りの山椒と新たに夏椿を植えました。

 この夏椿、キチンと記録している訳ではありませんが、
 大体6月に入ると花が咲きます。
 今年は、桜をはじめ様々な花が早く咲きますので、どうだろうと思っていましたが、
 我が家の夏椿は、例年通りのようで、2日に最初の花が2輪咲きました。
 やはり花が咲くと感動しますね。
 今日も2輪ほど咲いて、窓の外で1輪綺麗に咲いているのが見えています。

 夏椿は、別名娑羅樹、沙羅双樹とも呼ばれています。
 仏教の聖樹である沙羅双樹から取られていますが、別の種類です。
 夏椿はツバキ科ですが、沙羅双樹はフタバガキ科だそうです。
 本当の沙羅双樹は、日本では育たないようです。
 3年ほど前、千葉県長南町の長福寿寺で沙羅双樹を見ましたが、
 その木は温室に入っていました。

 花は1日花で、今咲いている花も明日には落ちると思います。
 咲いている姿は綺麗ですが、落ちた花を片付けるのは大変です。
 これから毎日落ちた花を片付けないといけないのかと思っています。
 今青々と茂っている葉も紅葉して落ちます。
 初夏は花、晩秋は葉を片付けるのが大変だと少し憂鬱な気分になりますが。

 昨年、我が家を改修しました。
 当初の予定では、夏椿も伐る事になっていましたが、
 それだけの大工事には資金的な問題があったため、
 最小限の改修で済ませ、夏椿は生き長らえる事になりました。
 そうした事を知っているのかいないのか、
 今年は特に勢いが強いような感じがしています。

 中国の唐代の詩人孟浩然の詩に有名な「春暁」があります。
 「春眠暁を覚えず」の詩ですね。
 「処処啼鳥を聞く」の後、「夜来風雨の声 花落つることを知る多少」と続きます。
 少し季節は違い、花の種類も違うのかも知れませんが、
 これから花が沢山咲くようになると、
 夜咲いた花が落ちるのが聞こえる時があります。
 この音を聞くのが好きです。
 もっとも、静かにしていないと聞こえませんので、
 テレビなどの音量を下げて置かないといけないでしょうね。


【今日の一句】
 化粧して このシミとシワ 隠したい


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