仕事帰りの微妙なコンディションで、レイトショーを観てきました。
楽しめましたし、良い見せ場の連続で目が離せませんでした。やや疲れた状態の中、全く眠気を感じないで、最後まで心地よく観られたわけですから、良作なのは間違いありません。
しかしながら、ストーリーはかなり散らかっている印象で、キャラクターの熱演と、海を舞台に凝りに凝った映像で救われていると思います。
多くの仲間が黒の組織と全面対決しているにも関わらず、話の流れが整理されていないため、カタルシスが今ひとつなのが惜しまれます。
また、各国の防犯映像を一箇所にまとめてグローバルに解析するというパシフィックブイのシステムは、実はかなり物騒なものにもなり得るのですが、そのあたりを突っ込まれないまま、ハッキングに弱い欠陥だらけの代物だったのも拍子抜けです。
灰原ファンとしては彼女の大活躍だけで満足ですが、傑作の一歩手前で止まったという印象も拭えません。いろいろと惜しい一作でした。
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