多数派の配慮を、蔑ろにしているのでしょうか？

　ところで最近、LGBTについての法案が賛否両論になっていますが、LGBTをはじめとする、少数派の人達に考慮することは当然です。しかし同時に、多数派の人達に対しても、窮屈な思いをしないようにすることが大事なのに、どうも、多数派の人達のことを無視しようなのです。
「多数派の人達＝悪」だと思っているからこそ、かれ等は無視しようとしているのではないかという思いがあるのです。でもこれは、逆差別ではないのでしょうか。

産経新聞のウェブ版で、このような記事が掲載されています。

https://www.sankei.com/article/20230501-G2ZLVYKWINOIVNPFJBSTRIARQE/

　記事によると、LGBT法については、LGBTの当事者達が反対しているということです。

　ぼくは以前、LGBTについて、その当事者自身も、

「弱者の味方面した一部の人達の都合で、公衆の面前に引き摺り出されて不快」
「自分達が金儲けをしたいから、LGBTを利用しているだけ。大部分のLGBTの人達は、迷惑している」

　と考えている人達が、相当数いると聞いたことがあるのですが、やはり相当数のLGBTの人達は、迷惑に思っているようです。
　勿論、LGBTの人達で、この法案に賛成している人もいることは承知しています。ですが、ぼくが知る限り、基本的にマスコミが報道するのは、法案に賛成しているLGBTの人達だけで、反対しているLGBTの人達を取り上げているのは産経新聞だけです。
　この法案が、あたかもLGBTの総意であると報道するマスコミの姿勢も、問題なのです。まあ、偏向報道がまかり通っているマスコミに、それを期待するのは間違っているんでしょうけどね。

　この法案を推進している人達は、当事者が反対していることを、どう思っているのでしょうか？　正直言ってぼくは、推進している人達こそ、実はLGBTの人達を蔑視しているのではないかと思うのです。
　こう書くと、
「そんなことはない」
　という声が聞こえてきそうですが、もし本当に蔑視していないのであれば、LGBT当事者の耳を傾け、法案に対して短兵急な成立をしようとせず、慎重に議論を重ねようとするはずです。それなのに、それに聞く耳を持たないのは、かれ等こそLGBTを蔑視している証拠なのではないか？　そして本当に蔑視していないのであれば、LGBTの人達から、
「金儲けのためにLGBTを利用している」
　という声が上がらないのではないでしょうか。

　そしてこの法案が成立すれば、むしろ性犯罪が増えるのではないかと懸念します。
　例えば下の記事のように、性犯罪目的で女性の専用スペースに入るなどです。

https://news.yahoo.co.jp/articles/d8803d9a44a46c68bb2aa38ff04c1e94838e3bb6　

　れっきとした男なのにジェンダー女子と詐称し、性犯罪を犯す可能性が考えられるのではないか？
　更に言えば、「男性なのに心は女性」というのは、よく聞きますが、その逆「女性なのに心は男性」の人については、あまり言及されていないように思います（ぼくが知らないだけかもしれません）。
「女子トイレ・女子更衣室に自称女子が入る」のは問題視していますが、その逆である「男子トイレ、男子更衣室に自称男子が入る」ことは問題ではないのでしょうか？　この場合、自称男子が、本当の男から性犯罪を受けるという可能性もあります。
　自称女子よりも、自称男子の方が、蔑ろにされているのではないかと思うのは、ぼくの思い過ごしでしょうか。

　そして冒頭にも書いたように、多数派の人達が窮屈な思いをするようになるのは、逆差別だと思うので、多数派にも配慮してほしいと考えています。