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2023年05月14日01:43

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夜のしじまに -やなせたかし先生を想う-

もう転職間近です、
その前にお金がありません、
貯蓄が底を尽き、借金生活で自己破産と背中合わせの綱渡りです。
ここで金が尽きると生活が荒れます
自分はどんどん泥沼に落ち込んで行くタイプなので(独身無職時代に体験)
わざと明るく振舞って、家族を困らせないように務めています。

そんな今日はお金が掛からない図書館へ家族で行きました、
本来、本が大好きなので図書館は「パラダイス」なのです。
これも読みたい、こっちも読みたいと目移りします、
でも子どもたちも鉄道の本やペットの本が見たいと希望で
一緒に5冊借りて来ました。

借りた本で読みたいと思ったのは
やなせたかし先生の『ぼくは戦争は大きらい』でした。
先生の従軍体験を書いた本なのですが
従軍体験本って、内容が深刻になり悲壮感の漂う物が多いのです
でもこれが戦争の本性なので違和感はありません。

でも先生の内容には悲壮感がなく、面白おかしく表現されているのです、
先生は漫画家であるせいでしょうか
でもすごく「やなせ先生ワールド」に引き込まれますのでオススメです。

先生は地頭が良いのですね、戦争という中でも自分をしっかり持っていて
客観的に日本を観察していたのですね、
先生の作品「アンパンマン」は戦争の空腹から創り出したキャラクターであり
アニメ「アンパンマンのマーチ」の歌詞が
戦死した弟との最後の言葉が記憶にあるのでは、と先生も記されています。

先生は「おしまいに」に
『本当の戦争を知らないから「戦争をしろ」とか、「戦争をしたい」と考えるのです。』
と仰られていて体験者でしか語れないのだと思います。
私の祖父は招集され従軍しましたが
決して従軍体験を話しませんでした。
体験者が高齢でいなくなる現代、また同じ失敗を繰り返すのが怖いです、
私はもう戦地へ行くことはないでしょう、
しかし我が子たちへ戦争体験なんてさせたくないのです。

やなせたかし『ぼくは戦争は大きらい』2013年 小学館 より引用
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