mixiユーザー(id:5019671)

2023年05月06日18:08

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「新手が」「新手のが」

 下記の仲間。
日本語アレコレの索引(日々増殖中)【31】
https://mixi.jp/view_diary.pl?id=1984406750&owner_id=5019671

mixi日記2023年05月06日から

 テーマサイトは下記。
https://www.facebook.com/akira.takahashi.14/posts/pfbid0RT8XG9UbTHG72wjm8kcetbDfo44p6sKEMhpotvMCx5nUzfyfAixC33EYCEf6G3T8l
===========引用開始
さっきの投稿、「新手のが」って書いてた。元記事では修正しちゃったので、スクリーンショットを貼っておこう。
「新手」は名詞なんだから、準体助詞の「の」は要らんよね。たぶん、最初に書いてるときは「新手の」→「新手な」みたいに形容詞(ナ形容詞)っぽいイメージがあって、それで何となく「の」を付けちゃったんだろうな……
以上、セルフ突っ込みでした。 
===========引用終了

 微妙すぎて……。
〈「新手のメールが」から「メール」が省略された形、と思える〉というコメントが入る。
 そういう考え方もできるだろう。

 そもそも〈準体助詞の「の」〉が正体不明のところがあって。
 関連エントリーは下記あたりかな。
【「〜のか」「〜か」「行く?」「行くの?」「〜の?」】日本語教師〈2〉
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12613324687.html
【「もの」「こと」「の」はいずれも準体助詞と呼ばれています。 goo】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12711844322.html

 一応辞書をひく。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%AE/#jn-171157
===========引用開始
[準体助]
1 (体言に付いて)下の名詞を表現せず、「のもの」「のこと」の意を表す。「この本、君―だろう」「自分―には記名しておく」
「せめて、この樽も人―を借ってきた」〈虎明狂・樽聟〉

2 (活用語に付いて)その語を名詞と同じ資格にすることを表す。「読む―が速い」「彼を行かせる―はまずい」「こんな―が欲しい」→のだ →のだろう →のです
「あんまり夫婦仲のいい―もこまったものだ」〈滑・浮世床・初〉 
===========引用終了

 家主の発句の趣旨は、「の」は「新しいの」「きれいなの」などが通常の形(↑の「2」)ということだろう。
 ところが、名詞につく形もある(↑の「1」)。
 ただ……同様に「のもの」を表わすとはいっても、「君【の】だろう」と「新手【の】が」同じか否かは微妙。これが〈「メール」が省略された形〉と同じなのか否かも判断不能。
「君【の】ものだろう」の【の】は所有を表わすでいいだろう。
「新手【の】ものが」の【の】は……㋖関係・資格かなぁ。
https://dictionary.goo.ne.jp/word/%E3%81%AE/#jn-171157

「新手が」なら問題ないのはそのとおりだが、「新手のが」×とする根拠を示すのは相当むずかしい。
 やはり「の」は難物。
 下記のときは庭先生もサジナゲ気味だった。
【A高などの進学校(に進みたい)の【の】 辞書】
https://ameblo.jp/kuroracco/entry-12770839270.html
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