ツバメが飛び交い、山が大笑いする季節になりましたね。皆さまにはお元氣にお過ごしでしょうか。
さまざまな樹木の新芽の色が鮮やかで、日に日にもこもこと大きな塊になってくる様子は、山が楽しげに笑っているようです。
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さて、日本は八百万の神々と暮らしてきた国です。
今年は改めて、神様方についてお伝えしています。
(『ていうか、神様ってなに?』『日本の神々の事典』他、引用・参照)
■大山津見神(おおやまつみ)■
山岳修験でも篤く信仰される山を司る神。娘への愛に溢れた神。
『古事記』では大山津見神、『日本書紀』では大山祇神、大山積神、等とも表記されます。
『古事記』では、神産みにおいてイザナキ様とイザナミ様との間に生まれたとされ、
『日本書紀』では、イザナキ様がカグツチを斬った際に生まれたとしています。
神名の「ツ」は「の」、「ミ」は神霊の意なので、「オオヤマツミ」は「大いなる山の神」という意味となります。
まさにそのままの神名ですね。
本社の愛媛県大三島町の大山祇神社では、特に鉱山守護のために、佐渡の金銀山や北海道の炭鉱開発守護など、全国に分霊が勧請されています。
山はもちろんなのですが、その一方で地の神や海の神の信仰もあって、漁船の守護、そして漁師の信仰も集めています。
また、イワナガヒメ様とコノハナサクヤヒメ様の姉妹の父であるのが、このオオヤマツミ様です。
天孫降臨したニニギ様がコノハナサクヤヒメ様に求婚した際、
「御子の命は岩のごとく不動であれ」という祝いの意味で、姉のイワナガヒメ様も副えて奉じましたが、醜いという理由で帰されてしまいました。
本来は山の神ですが、娘を愛する父としての一面を持つ神様でもあります。
玉の輿婚をした娘の喜びも、選ばれなかった娘の悲しみも、両方を知る父親だからこそ、今の時代で、娘とのぎくしゃくした関係にとまどい、どう接すればいいか悩んでいる男性の力になってくれることでしょう。
■大山祇神社(愛媛県今治市)、三嶋大社(静岡県三島市)
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巷ではゴールデンウィークですね。何かと変化が多く、お疲れ気味の4月が終わりました。
英気を養うためにも、大いなる山の神様の力を借りながら、リフレッシュしたいものですね。
皆さまにお会いできることを心より楽しみに、ご連絡をお待ちしています。
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麻野由佳(yuka-asano@mui.biglobe.ne.jp)
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