4/15(土)東急シアターオーブへ行ってきました。
話題作だから見に行きました。
主役は、クアトロキャストだったけど、それ以外はダブルキャストかな?
正直、子役の子たちはよく知らないので、大人達のキャストで、スケジュールを絞りこみ、この日を選びました。
個人的に急遽下旬に動かせない用事ができたから、ギリギリセーフな日程でした。
会場入り口には、こんなフォトスポットがありました。
ちなみに、ロビーにあったのは、こちら。
柱のポスターをアップにすると、こんな感じ。
そして、私が見たこの日のキャストは、この方々。
ちょっと見てみたいなくらいだったから、
代を節約して、3階席1列目でした。
でも、色々と趣向が凝った舞台装置を俯瞰してみる事ができたから、思っていたよりも良かった
むろん、キャストの表情は双眼鏡必須ですけどね
マチルダ役の嘉村さんは、伸びがあって、よく通る声だし、鈴を転がすように聞こえた。
ひたむきな演技も、とても好感が持てたし、将来ミュージカル俳優を目指してほしいなぁ。いつの日か、ミス・サイゴンで、キムを演じてほしい気がします。
ミス・ハニー役の咲妃さんの声は、やっぱり好きです
一見、弱くて負けそうに見えても、内に秘めた強さがあって、それを引き出したのはほかならぬマチルダだと思う。
マチルダの両親わームウッド夫妻を演じる田代さんと大塚さんは、ぶっ飛び加減が突き抜けていて、笑える。まぁ、親としては最低だけどね
ミス・トランチブルの小野田さんは、そのいでたちだけで可笑しいんだけど、動きも加わると更に面白い。昔は、あんな風に女帝や皇帝のように君臨した先生もいたでしょうね。
それが、校長先生でなくとも、教頭先生とか学年主任とか…
マチルダの同級生たちの子役たちも、沢山いて一度見ただけじゃ、誰がどの子って、私には覚えられなかったけれど、みんな歌も動きも、表情も、実に生き生きしていて、「ガンバレ〜
負けるな
」って応援したくなる雰囲気。
マチルダが、図書館のミセス・フェルプスに話す話が聞いていて、「あまりにも、出来すぎじゃないか?そっちのお話のほうが気になるぞ」と個人的に思ったけど、やはり伏線だったのね。ミセス・フェルプスの池田さんが絶妙なリアクションで共感できたわ
お話は、なんというか…色々な子供向け文学をごちゃごちゃにして割ったような要素もある気がしたけれど、何より、マチルダが自分の境遇をなげくことなく、「不平等だと思うならば、自分で運命を切り開くんだ」という強い信念のもと、生きていく様子がたくましくて、頼もしくて、勇気づけられる。
確かに、「親ガチャ」なんて言葉もあるように、親を選ぶこともできないし、学校の先生が自分と相性がいいとも限らない。それは、友達にも言えるけど…
でも、マチルダにとって、ミス・ハニーがいたように、誰かにとって、たった一人でも話し相手、相談相手になってくれる人がいたならば、何かを変えるきっかけが見つかるかもしれない。
会場には、小さな子供も沢山いて、時々ケラケラ笑う声が響きわたっていました。
一瞬、効果音か?と思うくらい、よく響いてました。
子供向けミュージカルかもしれないけれど、子供を取り巻く環境を考える大人こそ、見るべきミュージカルだと思いました。
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