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2023年04月12日23:48

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十二国記など

4月9日。
光一くんの舞台、Endless SHOCK初日に行ってきました!
10年愛発覚してから熱は冷めたと思っていたけれど、やっぱり格好良いなあぴかぴか(新しい)
嫌いになれないよ〜。
重い責任を負って仕事に邁進する姿。
応援したくなります。

ちなみに、現在放映中のKinKiのマックのCM。
注文するシーンのふたりの笑顔が可愛くて可愛くてハート達(複数ハート)
KinKi Kids YouTubeは「薔薇と太陽」のMV解禁でめちゃくちゃ格好良いし。

何度でも恋に落としてくるアイドルすごい。


さて。
誕プレリクエストで買ってもらった文庫小説「十二国記」全15巻。
読み終えました。
最新刊を読んでいないと思っていたのですが、全巻読んでいたみたいです。
なんか記憶にありました(笑)

十二国記は中華風ファンタジー。
妖魔や神仙、獣人や王や麒麟のいる世界が舞台。
十二の国があって、それぞれに王と麒麟がいて、世界は平らで、こどもは木から生まれ、現代日本とは基本、麒麟のみが行き来できる異世界。
文章に漢字が多く、「中庭」「部屋」「門」などの言葉に別の漢字が当てられていたり、人名も中国風で読みにくかったり。雰囲気は味わえますが、ちょっと大変。

「魔性の子」
いわば0巻。番外編。現代日本の高校が舞台。
十二国のうち、戴国での大事件勃発後の日本の様子。
「自分は生まれる場所を間違えた」と思っている思春期?あるあるの話。

「月の影 影の海」上下巻
十二国のうち、巧国と慶国のお話。
現代日本から突然異世界に連れてこられた女子高生が、連れてきた人とはぐれ、妖魔に襲われ、人には裏切られ、誰も信じられなくなる鬱展開。
人に気を使い、「いい子」に育ち、結果誰とも本音で接してこなかった自身を知る物語。
十二国記最愛キャラである、半獣の楽俊が登場、活躍する巻なので、私的に一番好き。

「風の海 迷宮の岸」
戴国。
色々欠陥のある未熟な麒麟が、紆余曲折あって自国の王を見つけるお話。

「東の海神 西の滄海」
延国の王と麒麟の過去話。
豪放で奔放、部下には呆れられもするけれど、有能な王である延王が好き。
立場に甘んじることなく、期待に応えたい、民にむくいたい、という考え方ができるお偉いさんなところが好き。

「風の万里 黎明の空」上下巻
慶国。
新しく若い女王が立つも、国はまだまだ荒れていて、事件解決に奔走するお話。
自分が一番可愛そうだと思い込み、他人を思いやることができず、自身は努力もせず人をうらやみ、常に誰かに助けてもらおうとしている人と、自分に悪いところがあるとは全く思う事ができず、全てを人のせいにして言い訳ばかりする人が、色々経験して気づきを得て更生するお話。

「丕緒の鳥」
短編集。
色んな国の、名もない(そこそこ位はあるが)人々の活躍話。
死刑制度の話は現代日本にも通ずるテーマだなあなどと思ったり。

「図南の翼」
恭国。
12歳の王が立つまでの話。
良いところのお嬢様で、お金にも生活にも困っていないけれど、周囲の人間が不幸だと、美味しいご飯も綺麗な洋服も心から喜べないから良い国にしたい、という考え方好き。

「華胥の幽夢」
短編集。
楽俊と陽子がお互い良い友達なのがわかる短編がほっこりして好き。
人としては悪くない才国の王が数年しかもたなかった理由が、悪い前王を反面教師にして「反対の事をする」という指針しかなく、中身について深く考える事をしてこなかったからというのが哀れ。
柳国の王の放蕩息子が良いキャラで、色々話がありそうなのに、ある本編とこの短編でしか話がないの、もったいない。

「黄昏の岸 暁の天」
戴国と慶国と延国。
戴の麒麟が行方不明になり、各国の麒麟が協力して捜索するお話。
「白銀の墟 玄の月」に続く。

「白銀の墟 玄の月」1〜4巻
戴国。
謀反で麒麟と王が行方不明となり、部下達が必死でふたりを探し、国を取り戻そうとするお話。
長い。
潜伏期間が長く、微々たる進展しかなくて辛い。
好きキャラが全く出てこず、活躍しないのも辛い。
謀反人と王の感情のこじれっぷりは好き。中島敦の「李陵」的な感じが好み。自分はライバルだと思っていたのに、相手は同じ土俵にあがっておらず、自身が考えもつかなかった行動を取られた時の、思い知らされる衝撃たるや。わかる。


魅力的なキャラが多いですが、胸糞悪いキャラも沢山いて、モヤモヤします(笑)
結構あるあるなので、読んでいて「いるいるこういう人!」ってなります。
やっぱり楽俊と延王が好き。
彼らの活躍的には物足りない感じが大いにありますが、楽しく読めました。
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