■トレーラー
東京近郊Ｋ市は、かつてない吹雪に見舞われていた。
ＦＨの破壊工作により、街は白に染まりゆく。
中心に立つは異能の少女。
都会に、季節外れの雪が降る。
全てをその下に覆い隠すように。
かすかな灯火さえも、吹き消そうとするかのように。
ダブルクロス The 3rd edition
『コキュートス』
ダブルクロス、それは裏切りを意味する言葉。
■ＰＬ人数
・１〜５人。
・ＮＰＣが判定等のサポートを行う。
■キャラクターメイク
・要点� Д�イックスタートおよびコンストラクションのどちらで作成してもよい。
・要点�◆Ы蟷�する経験点の使用は基本的に自由である。
・詳細は、後述の「■レギュレーション」参照。
■特記事項
・本シナリオにおいて、情報収集は設定されていない。
■シナリオハンドアウト
・ＰＣ共通のハンドアウトを使用する。
・「完成したキャラクターシートを提示した順」に暫定ＰＣ番号を設定する。
●ＰＣ共通：所属する、もしくは協力関係にあるUGN支部からジャーム撃破の命令を受ける。
ロイス：文車書院（ふぐるま・しょいん） 感情：Ｐ同志／N食傷
▼クイックスタート：不確定な切り札
▼コンストラクション：指定なし 推奨カヴァー：指定なし
キミたちの支部がある東京近郊Ｋ市が、急激な気温低下に見舞われた。雪が降り始め、極低音に都市機能は麻痺していく。
これはファルスハーツの構成員“オールド・クレタ”および“ホワイトフロスト”の手によるものだ。止めなければ一般人の被害は甚大なものとなるだろう。
キミたちＫ市支部のオーヴァードは、街を救うため出撃した。
■追加動機表 （1D10 ROC）
・ＰＣは、ハンドアウトの内容に加えて、下記の表から１つを選んで動機を強化することを推奨する。
・「１人まで」とある項目は、その項目を選べるＰＣが全体で１人までであることを表す。
・「追加ＯＰあり」の記述がない項目も、ＰＬが希望してＧＭが応えられそうな場合、オープニングフェイズにおいて個別の短いシーンを追加してもよい。ただし、その際はＰＬがどんなシーンにしたいかを提案すること。
【１・2】事件前に“ホワイトフロスト”と出会い、言葉を交わしていた。辛そうにしていた彼女を、止めてやりたいとおもった。（１人まで／追加ＯＰあり）
【３・４】事件前に“オールド・クレタ”とやりあったことがある。その時は取り逃がしたが、決着をつけてやろう。（１人まで／追加ＯＰあり）
【5・６】ＵＧＮの特定の人物（ＰＣ、ＮＰＣ問わず）に非常に強い好意を抱いており、その人物が望むなら命令遂行以外ありえない。
【7・8】Ｋ市に住む特定の人物に非常に強い好意を抱いており、その人物が傷ついたり失われたりするのを黙って見ているわけにはいかない。
【９・１０】とにかく自分の強大な力を振るいたかった。願ってもない指令だ。
【１１】その他、ＰＬの任意。
■登場ＮＰＣ（シナリオ中取得するロイスの候補）
“ライブラリアン”文車書院（ふぐるま・しょいん） 10代女性
シンドローム：オルクス／ソラリス
ワークス：UGNエージェント
・支部に所属するエージェント。話好きな性格。支援能力に長ける。
※実際の戦闘でもデータ的に支援を行う。
“ホワイト・フロスト”ニーカ 10代女性
シンドローム：サラマンダー／オルクス
ワークス：ＦＨエージェント
周辺の気温を急激に低下させる異能を持つオーヴァード。孤児だったところをＦＨに拾われた。幼少期の経験から常に「寒さ」を感じており、その感覚を世界レベルで流出させている。
“オールド・クレタ“ 40代男性
シンドローム：ノイマン／サラマンダー
ワークス：ＦＨセルリーダー
ＦＨ「クレタセル」リーダー。ジャーム。罪深き只人を雪と氷の下に凍結させ選ばれしオーヴァードのみが残る理想郷「コキュートス」の創造を欲望とする。
■レギュレーション
▼ＰＣの作成方法
・クイックスタートおよびコンストラクションのどちらで作成してもよい。
・ＰＬの所持する経験点の使用に制限はない。
▼ＰＣ作成に使用するデータについて
・公式に発表されているものに限り使用を許可する。
・『クロウリングケイオス』及び『ネームレスシティ』掲載のデータは不可。
・ゲーマーズ・フィールド誌及びリプレイ等の周辺書籍に掲載されているものについては、GMがそれを所持している場合のみ使用できるので、事前に相談すること。
・『エフェクトアーカイブ』を所持しているＰＬは『エフェクトアーカイブ』に準拠したデータを使用すること。所持していないＰＬは手持ちのデータに準拠すること。
▼Ｄロイスについて
・『上級』および該当データを所持しているＰＬに限り、ひとりのＰＣにつき１つまで使用を許可する。
▼Ｓロイスについて
・採用する。シナリオからの指定はないため、ＰＬが任意のロイスをＳロイスに指定すること。
▼他のセッションで使用したＰＣの持ち込みについて
・持ち込みを可とする。
・元のＰＣを、他のＰＣに合わせて経験点を減らし弱体化させて参加していた場合、減らした分の経験点は返却する。
・同時に、このセッションでＰＣが失われても、元のＰＣには影響しないものとする。（簡単に言えばパラレルワールドのような扱いとする。）
・ただし、このセッションで持ち込んだＰＣが失われた場合、アフタープレイで最終的に得られる経験点を半分（端数切捨て）とする。
■ハウスルール
▼侵蝕率の処理について
・シーンに登場した際の侵蝕率の上昇は、ダイスを振らず、「１」で固定する。
・クライマックスフェイズ開始と同時に、侵蝕率が「５０」上昇する。
▼舞台裏の処理について
・本シナリオでは通常の舞台裏の処理を行わない。ただしPLが望むなら、１人のPCにつき１回まで、クライマックスフェイズ開始時までの任意のタイミングで舞台裏の処理を行ってもよい（シーンの最中でも舞台裏の処理を行ってよい）。
▼戦闘開始時のＰＣの配置について
・戦闘開始時に、ＧＭは敵の配置を公開する。その際、ＰＣの代表ひとりが、難易度１０の〈情報：軍事〉か〈情報：ＦＨ〉か〈情報：ＵＧＮ〉の判定を行う。（この判定はタイミングを消費しない。また、代表はＰＬの相談で決定すること。）
●成功→ＰＣ全員を任意の位置に配置してよい。ただし、エネミーと最初からエンゲージすることはできない。また、いずれかのエネミーから100m以内の場所にすること。
●失敗→ボスから10m離れたところに、ＰＣ全員が１エンゲージになり配置される。
●ファンブル→「失敗」の効果に加えて、ボスが即座に一回攻撃を行う。
▼エネミーのデータについて
・エネミーは『クロウリングケイオス』掲載の「パーク」（※エフェクトに類似するが侵蝕率の影響を受けないデータ）に相当するデータや、本シナリオオリジナルデータを持つ場合がある。これらは、セッションの円滑な進行や展開の面白さのための採用であり、ＰＣに対して理不尽さを与えるためのものではない。
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