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2023年04月02日12:17

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シン仮面ライダー・グリッドマンユニバース・D&D観てきたよ

■シン・仮面ライダー
うーん。微妙。喜んでる人は旧作のオマージュに感激してるんだろうし、ダメだって言う人は古くささやチャチさを嫌ってるんだろうし、もうどうしようもないな。庵野監督が作りたいものと、視聴者が求めるものがミスマッチなのは、解消しようがない問題だ。自分は仮面ライダーに思い入れもない(旧作の内容も覚えてない)ので、まあ不満ですよ。まず特撮がショボい。コウモリオーグとか、1号vs2号とか、えー今時こんな低予算な感じで作るの? て感じですが。シン・ウルトラマンもそうだったので、わざとやってる。登場人物ことごとく背景説明が希薄(キャラクターが薄い)で、行動の動機が読めなく感情移入できない……のも庵野作品ほぼそんな感じなので、どうしようもない。キャスティング、どうしてこの俳優にしたのか、どうしてその喋り・その滑舌でOKなのか(台詞が聞き取れないことが多い)っていうのも、庵野の風立ちぬの演技よりは良かったからね。何カ所か、おそらくここはゲラゲラ笑うことを期待されてるんじゃないかな、というシーンがあるんだけど(サソリオーグとか)。寒くて笑えない。ラストバトルで男二人がハァハァ言いながら組んずほぐれつするダルい寝技アクション(アクション?)は意味が分からない……。全体として、分かりにくいわけじゃないし、ストーリーは悪くはなかったと思うのですが。もっかい観たいとは思えないな。悪い方に想像していた通りの出来だったなと思います。最後に目の下に隈取りのある旧デザインそっくりのマスクが出たり、屍人荘の殺人以来ご無沙汰してた浜辺美波が大人っぽくそそるお姉さんになってたのは良かったとこかな。

■グリッドマンユニバース
グリッドマン+ダイナゼノンのオールスターキャストのみならず、今まで名前だけだった新キャラまで出ました。登場ヒーロー+メカも新作が続々と。これおもちゃにできないだろってのまで登場して吃驚です。話はまあ良く分かりませんでしたが、お祭りってことで全部許せるかな。出ないと思ってたアレまで出たしなあ。意匠はやり過ぎと感じましたが。ラストは綺麗にまとまってしまったので、もうグリッドマンの新作は作れないと思う。寂しいけどね、グダグダ続いてつまらなくなるよりは良いか。

■ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り
事前情報無しで観に行ったのですが。大正解! 面白かった! 原題はDungeons & Dragons:Honor Among Thieves。素直に盗賊の誇りで良かったと思うのですが……なぜにアウトロー、映倫に引っかかるわけでもないだろうに? ストーリーはですね、氷原の監獄からの脱獄から始まり、リーダーが4人の仲間と共に悪漢に立ち向かう……とまあ、オーソドックスな冒険譚です。リーダーは妻を失い娘との関係に苦悩する父親で、かつて正義のために戦い、その後悲劇に見舞われ自信を失い落ちぶれて……という、アメリカの抱える苦悩を映し出すような造形ですが、娯楽作でそんなん考えるのは無粋ですわ。D&Dなんだからファンタジーを楽しめ!! ネタバレせずに、楽しいところを書きますね。まず舞台はフォーゴトン・レルムです。はい公式ですね、クリンじゃないです。リーダーはシーフ・人間・男、仲間としてファイター・人間・女、マジックユーザー・人間・男、ドルイド・モンスターハーフ・女が出てきます。亜人種は、ドワーフやハーフリング(子供のような外見ではなく、そのまま成人を60%縮小したような姿でした。そうなんだ……)が出てきますが、エルフは名前だけでした。仲間のドルイドがエルフポジションで、ちっちゃい角が生えている以外は、とんがり耳でスレンダーな白人で、非常に可愛らしい。自分的に美人と思えたのはこの娘だけで、お色気要素はゼロです残念でした! 敵は人間以外にも、野生のドラゴンや彫像ドラゴンやらも出てきて、ちゃんとダンジョンズ&ドラゴンズです。マジックアイテムや魔法を使ってピンチを切り抜ける展開もちゃんとある(アレはきっとラスボス戦で切り札になるはずと思っていたのがちゃんとそうなって、嬉しかった)。弱さを克服したり、仲間を大切に思ったり、過去を乗り越えたりといったアメリカ映画らしいイベントもですね、ドラゴンランスを読んだ僕らにはあって当然なんですよ。押しつけがましいとか説教臭いとか思わなくもないですが、それも大事な要素なので楽しまねば、ですよ。ただ、フォーゴトン・レルム世界のことは(昔いくつか小説読んだのですが)すっかり忘れていてですね、ハーパーという正義組織とか、レッドウィザード(赤ローブの魔術師)というのがいわゆる悪い魔法使いであることとか、常識らしい設定が全然分からず。まあ劇中で簡単な説明はあるので映画観るのに不都合はないのですが。攻撃魔法はファイアーボールやライトニングを連発してまして、自分が知ってる初期のD&Dだと魔法は一日のうちに同じ物は一回しか使えず、翌日に呪文書読んで覚え直すまで再使用できない……みたいな制限があったのですが。最新のAD&Dだとルール変わってるんでしょうね、何十年も前の話だしな。CGも自然で、臨場感たっぷりのモンスターや魔法、異世界風景を楽しめます。ラスボス戦はレッドウィザードとの接近戦なのですが、ダイスロールしてるんだろうなという立ち回りにわくわくしましたよ! 正直シン・仮面ライダーの10倍面白かったです。ファンタジーRPG好きなら損は無いので、ぜひ劇場で観てください!


予告編で実写の聖闘士星矢がかかっててびっくりしました。アメリカ映画なので、おそらくアメリカのデザイナーが聖衣もデザインし直したんでしょう。CGアニメの星矢ともまた違ったデザインの聖衣(フルフェイス型メットみたい)が登場するようですよ。ちょっと楽しみです。

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