宇都宮は、1日冷たい雨の天気になりました。
午前中、車で出掛けましたが、車から見えた小学校の桜は、
ほぼ満開かなと思う位に咲いていました。
天気が良ければ、迷わず花を見に行くのですが。
今年の桜は、各地で早いようです。
宇都宮で3月中に満開になるのも珍しい事だと思います。
今朝の新聞に、旅行会社のチラシが入っていましたが、
桜を見るツアーが何件か載っていました。
催行される日を見ると、通常の時期の設定のようで、
これでは終わっているだろうなぁと感じる所が何か所もありました。
旅行業者なども頭が痛いところかも知れません。
桜が満開になった時に降る雨を「花散らしの雨」と言うのを聞いた事があります。
中々粋な言い方だなぁと思ったのですが、
調べてみたら、古くからの言い方ではなさそうです。
最近、テレビの天気予報などで気象予報士の方が言い出したような感じでした。
「花散らし」の意味について、久しぶりに家の広辞苑で調べてみたら、
「旧暦3月3日を花見とし、翌日若い男女が集会して飲食すること」とあり、
九州北部地方でいうとの注釈がありました。
この表現からすると、古来の歌垣などと同じような習俗だったのでしょう。
若い男女が集まって歌のやり取りをして飲食をすれば、
当然カップルが成立する訳で、
花を散らすと言うのも綺麗な表現のような気がします。
源氏物語の第11帖は、「花散里」です。
光源氏の恋人の一人がそのように呼ばれていたようです。
『古今和歌集』には、素性法師の歌で、
「花ちらす 風の宿りは たれかしる われに教へよ 行きて恨みむ」がありました。
「花を散らす」との言葉通りの使われていたようです。
「花散らしの雨」の表現は今使われているのかどうか分かりません。
ネットの情報では、言葉の意味が違うので、
気象予報士が自粛しているような話があります。
原義を大切にするのも必要かなとも思いますが、
言葉は生き物でもありますから、使っても良いような気がします。
大相撲三月場所は今日千秋楽になりました。
横綱・大関が不在で、どうなるかと思いましたが、
関脇・小結勢が、番付通りの活躍をしたように感じました。
結果は2敗の大栄翔が3敗の霧馬山が本割でも優勝決定戦でも勝って、
初優勝しました。
それなりの地力が付いて来たような感じがしますので、
来場所大関になるような気がしますが、どうでしょうか?
【今日の一句】
セーラー服 憧れだけど 着たくない
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