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2023年03月20日12:47

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「ティーカッププードル」という犬種は存在しない

■ティーカッププードルのはずが大きくなった! ブリーダーを訴えることはできるのか
(弁護士ドットコム - 03月20日 10:31)
https://news.mixi.jp/view_news.pl?media_id=149&from=diary&id=7343370


この手の話は、獣医泣かせでもあるのです。

飼い主がよく分かっていないのと、ブリーダーが無理しすぎていることが主な原因と見ています。

そもそも、ティーカッププードル」という犬種は存在しない、と見るべきです。日本ケンネルクラブのリストにも入っていません。

ではなぜ、「ティーカッププードル」が生まれたのか。

これは想像の域を出ないのですが、

まず考えられるのは、小型のプードルの掛け合わせで、更に小さな個体が生まれる「ことがある」ということ。遺伝的にあまり固定されていないので、育ててみないと、どのくらいの大きさで成長が止まるかは分かりません。(本件はそれに該当する可能性が高い)
「豆柴」と言われて子犬を飼ったら、想像より大きく育った、という話も、おそらく、これ。

もう一つ、小さくなる要因としては、育て方。個体自身の性格にもよりますが、栄養的な制限で体が大きくなれなかった結果、小さい体で成熟期を迎える。

さらにもう一つ考えられるのは、先天的な問題。成長ホルモンが不足する内分泌異常など、生理的な先天異常が主に想定されます。このば場合、ほぼ間違いなく、体が弱い。また、かなり無理な近親交配をして生産している可能性もある。

「突然変異」も、理由としてはあるかもしれませんが、可能性は低い。

そうして生まれた、(時として病的な要因を含む)小さな体のプードルを、メディアが取り上げたり、自慢したりアピールする飼い主やブリーダーがいたり、むやみにもてはやしてしまう風潮が、ニーズを生み、同時にトラブルも生み出したのではないでしょうか。

いずれにしても、よく考えないで「かわいいな、欲しいな」と思って手を出してしまう人にも問題がありますし、そのニーズに応えるように、無理な交配をして販売するようなブリーダーが現れてしまうことにも問題がある、と言えそうです。

もし、どうしても、「ティーカッププードル」が欲しいのであれば、飼い主となる人は、そのリスクと飼育の難しさを十分に知った上で飼うべきでしょうし、ブリーダーも、それをきちんと説明し、飼い主に納得してもらうべきでしょう。



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