ダイナゼノン総集編・かがみの孤城・アントマン クアントマニア観てきたよ

■劇場総集編 SSSS．DYNAZENON
残り2〜3話というあたりで視聴が止まっていました。グリッドマンユニバースの前に最後まで観なければと思っていたところ、総集編がやってるので観てきました。話も良い具合に忘れていたし。でTVで見た部分は大分記憶が蘇ったのですが、話が最後まで進んでも肝心なことは良く分からないまま。怪獣優生思想って結局何だったんだ？　5000年前何が起こって姫様はどうなった？　ガウマに託されたダイナゼノンて何なの？　ヨモギがインスタンス・ドミネーション使えた理由は？　何となくこう、TV版を最後まで観てもこれ説明されない気がするんですがどうなんです？　取りあえず、考察サイトでも探してみるか。

■かがみの孤城
いやー不意打ちでしたね。油断していた。面白かったし、感動したし、涙出ました。弱いんだよ俺こういうの。絵柄から、まあ薄い話なのかと思っていましたが、どっしり骨太でした。主人公は中学1年の女子で、入学後すぐにイジメにあって不登校に。ある時自室の鏡に引き込まれ、着いた先は謎のお城。案内人の狼の仮面を被った幼女に、6人の中学生の少年少女と引き合わされ、約1年の間に鍵を見つけて望みを叶えよと指令が下る……のような話。舞台設定はファンタジーで、本質的には集められた7人はどういう関係があるのかを読み解くミステリです。赤ずきんはミスリードです。勘の良い人（僕みたいにね！）割と簡単に『どこ』から集まったのか、8人目の『狼様』は誰なのかは気付くと思うんですよ。ただ、スクールカウンセラーがキーマンだとは分かっても、その正体についてはギリギリまで分かりませんでした。悔しい！　でもすっきりした！　今時の……ではなく、今も昔も変わらない学校社会の問題が描かれていて、かつこの映画ではその解決方法が提示されることはありません。万能の解法があるわけじゃないので当然です。この作品が示すメッセージは、一人ではない、同じ世代の仲間にも、大人にだって力になってくれる人はいる、だから諦めるな、大人になることを恐れるな、というものです。おじさんの心には大変響いて涙腺決壊なのですが、現役の小中高生には共感できるのかなあ、届いて欲しいなあ、と思います。あらゆる世代が観る価値ありと思いますので、ぜひ劇場に足を運んでください。昨年末公開されて未だにロングラン上映されている理由は、観て分かりました。たまたま『あれ？　まだやってんだ』と思って、アントマンまでの時間つぶしにスケジュールに組み込んだだけの映画だったのですが、観逃さなくて本当に良かった。幸運な出会いでした。

■アントマン＆ワスプ：クアントマニア
鼻炎薬が効きすぎて時々寝てました。ストーリーよう分からんけど、起きていても面白くはなかったのではないかと……。なぜか、ザクレロが出てました。