学生時代の事です。
駒場の友達の家に泊まってその翌日、下宿に帰るために渋谷に出ました。
そこで、山手線が止まっているのを知りました。
さて、どうやって帰ろうかとあれこれ考えながら、トイレに入りました。
トイレに入ったら、やけに女性が多いので、あれ?と思いました。
そして、間違って女性用トイレに入ってしまった事に気が付きました。
もちろん慌てて出ましたが。
今迄で、間違って女性用トイレに入ったのはその1度だけだったと思います。
何故、そんな事を思い出したかと言うと、
ここのところ、渋谷区の公共トイレが話題になっているからです。
ご承知の方も多いかと思いますが、
6日に、渋谷区議会議員の須田賢さんが、ツイッターで
「幡ヶ谷で新しくできたトイレです。本日、近くに所用があって写真をついでに。
誰でもトイレが2つ、と男性用トイレ。
渋谷区としては女性トイレを無くす方向性なのですが、
私はやはり女性用トイレは残すべきだと思います。
皆さんはどうお考えでしょうか。」と呟いた事が発端のようです。
この女性用トイレを無くすとの言葉に反応が多かったようで、
色々な意見が出ているようです。
漫画家の倉田真由美さんが7日にツイッターを更新し、
「え?女性トイレをなくす?」
「公共のトイレは、性犯罪が起きやすい場所。
十年ほど前には熊本で女児が殺害された痛ましい事件も起きた。
女性用トイレがなくなることで、
そういった犯罪が増える危険性はないのだろうか。」と
疑問を呈したと報じられています。
渋谷区では、安藤忠雄さんや隈研吾さんなど多数のクリエイターに依頼して、
日本財団と協働で「THE TOKYO TOILET」とのプロジェクトを進めていて、
話題になったトイレもその1つのようです。
素晴らしいデザインのトイレで、下記のサイトにその一部が載っています。
https://tokyotoilet.jp/
渋谷区は、7日に
「渋谷区では今後のトイレ整備について女性トイレをなくす方向性など、
まったくございません」とツィーターで公表したと報じられています。
世界的には、共用のトイレの設置が進んでいるようですし、
ジェンダーレスの観点からするとそれもあるのかも知れません。
しかし、やはり抵抗があるのも間違いないような気がします。
多くの指摘があるように、良からぬ輩が犯罪に走る可能性もありそうです。
この問題、どうなるでしょうね?
【今日の一句】
頑張るぞ 準備万端 今夜もね
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